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映画感想「五等分の花嫁∽」(Filmarksより)

TV版二期と、劇場版の間になる未アニメ化エピソードを映像化した新作映画。

アニメは履修済みだが、原作未見なので純粋に新作として観る事が出来た。
周知の通り、主人公・風太郎が5人姉妹の誰と結ばれるのか、が焦点だった物語で、その最大のアンサーが示された後で見る過去の話がどれほど楽しめるのかは未知数だった。が、姉妹それぞれの魅力たっぷりなラブコメエピソードが並べられており、さらに「結末」がわかっているからこその切なさやいじらしさも感じられ、中野姉妹をより好きになれる一編に違いなかった。

個人的にはTVの1話からメインヒロインオーラが出ていた(と、感じる)五月とのプールの場面がとても良かった。やはり水着は正義である。
この件も含め、この作品の「本命が絞れない感」が、完結後でありながらドギマギさせてくれる持ち味になっていると思う。

そして、それぞれが恋敵でありながら苦境を共にしてきた姉妹達は決して歪み合ったりせず、時に風太郎を譲ったりしてしまう。5人とも好きになってしまうファンも多いのではないか。

まるでDVD鑑賞後の様にキャストトークが付いていたが、お気に入りシーンとして自分以外の場面を挙げていたのがまさにこの中野姉妹らしくて微笑ましかった。

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