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10代の頃の夢を叶えてくれたジークアクス

今週、ジークアクスに関する記事を二本書きましたがこれのアクセスが凄い伸び方で、嬉しい&トレンドの威力を思い知っております。
昨年、ガルクラの感想を毎週書いていた時と同じ状況だな~と思っていますがなにぶん、ジークアクスは本編すらまだ始まっていない作品なのでこの先がもっと楽しみですね。

大したことは書いてないのでお恥ずかしい限りですが、おそらく今後もジークアクスについては色々書いていきそうな予感がしています。今年最大の話題作になる気配が物凄い。


妄想が叶った、ような作品

土曜日、さっそくコレを頂きに二回目に行く予定ですが、サイズ「A4」に今、気付いて驚いています。入場者特典でこのサイズはシンエヴァを彷彿とさせますね。

さて、ジークアクスが自分的に何故ここまで刺さったのかと考えていたら、10代の頃に妄想していた、

「ぼくのかんがえたさいきょうのロボットアニメ」

に限りなく近かったからなんですね(笑)。
思えばあの頃、ヘタクソなイラストと共に設定や物語をノートに書きなぐっていたなぁと思い出しました。
いちいち語るのは恥ずかしいですが、当時エヴァにハマり、なおかつガンダム諸々を履修していた時期なので、

・ガンダム的宇宙戦争の世界に、エヴァキャラをあてこんだもの

だったと思います。主人公はアスカ的勝ち気な美少女、内気な男の子が相棒としており、物語のカギになりそうな謎めいた奴がいて…みたいな。

ニャアンは女の子ですが、もうほぼそのままな感じです。
主人公に特殊な資質がある、という点もそうだったと思います。自分の作品(笑)では人工生命体とか、そんな設定だったような。

で、ジークアクスはエヴァの会社が作っているわけで、私自身はただの視聴者ですが、なんだか30年前の思念が通じたような感覚を覚えているんですね、勝手に(笑)。

こんなの、ハマるに決まってるんですよね。


「ガンダム」に対する気持ちの変遷

2013年ごろだったかと思いますが、私はテレビの取材を受けたことがあります。

テレビ朝日の「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」です

〇〇派VS〇〇派、という風に二つの陣営に分かれて意見をぶつけ合う、という討論バラエティ番組でした。
この番組で「ガンダムVSエヴァンゲリオン」というテーマをやることになり、ツイッターのDMから「だりあさんにお話を伺いたく」と依頼が来たんですね。自宅にテレビ朝日のスタッフが二名来られて、エヴァ棚の前でサキエル…ゆるしと君を胸に抱っこして質問に答えたことがありました(笑)。
残念ながら何かクリア出来ない問題があったのか、ガンダムVSエヴァは放送されませんでした、毎週ソワソワしながら観ていたんですけどね(苦笑)。

この時「エヴァ派」として色々話しましたが、番組の趣旨もあってポジショントークをした気がします。言ってしまえば「アンチ・ガンダム」な論調だったんですね。
少し誇張もありましたが、この頃の私はガンダムに対して良い印象を持っていなかった、というのはありました。というのは、サンライズ、バンダイの商売の道具というイメージがあり、志の低い作品群だと思っていたんです。エヴァはずっと庵野秀明の作家性の元にある作品であり、ガンダムより「格が上」だとガンダムに対し優位性を感じていたわけですね。今思えば、エヴァも庵野監督と関係ない派生作品が山ほどある訳ですが。

ですが長く社会人をやっていると、そもそもアニメを作る事もビジネスであることが大前提だと理解出来るようになりましたし、ガンダムがブランドになり半世紀もの間商品を供給し続けていることの凄さも感じます。
「ガンダムとエヴァはライバル」のような感覚で敵視していたのは今となっては、

これが…若さか…

って感じですね。

そして今、エヴァが無事完結した上でサンライズとカラーが共同して新しいガンダムを手掛けているのでもうこの対立構造に意味は無くなった、と感じます。見方によってはエヴァがガンダムに取り込まれた格好ともいえますね。
そしてその作品が、昔自分が観たかった、考えていた作品にかなり近い形なわけです。これはもう昂りますし、「長生きはするもんじゃの」とジイサンの台詞が出てしまいますね。
あとこれも個人的な感性と経験論なのですが、マイナーな作品を推しているとやはり一抹の寂しさを感じる事はあるので、メジャーもメジャーなガンダムが自分のストライクゾーンに来たことの喜びがあります。世間的に受けている、これも立派に気に入る要素になるんですね。


ジークアクス、3回目の予定も立ちそうになっているのでまだ序章の段階ですがこのビギニングをもっとしゃぶり尽くしていこうと思っています。

この構図、弐号機を動かしたカヲル君を思い出しますね

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