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仮面ライダーガッチャード感想…爽やかな日曜朝をありがとう

本日ようやく、ガッチャード最終回を観ました。
全50話、錬金術師たちの戦いを見届けてきました。

過去の記事で述べましたが私は、仮面ライダーのテレビシリーズは全て履修済みです。が、リアルタイム視聴は2014年の仮面ライダードライブからなんですね。そしてこのガッチャードでリアタイ10年目と相成りました。一つの節目、といっていいでしょう。

令和5作目、最後まで爽やかだった青春物語

加治木は一般人ながら、立派にレギュラーでしたね

一年通して観て思ったのは、本当に曲がったところのない爽やかな物語だったなぁ、という印象です。宝太郎含めメインキャラたち、時に先生までもが仲間たちによって問題をクリアする、青春している作品でした。宝太郎とスパナなど衝突する場面もありましたが、基本的には錬金アカデミーの面々は協力しあっていましたね。

個人的には、ホッパー1がお気に入りでした。

見た目はバッタのオモチャですが、声がちびうさなのです

いや、何がって声がメチャクチャ可愛かったんですよね。こんなのが懐いてくれたらさぞ楽しいだろうな、と。主人公の基本フォームに関わるのがバッタという部分、やはり仮面ライダーの原点を意識してもいるようで、今番組のお気に入りキャラでした。
だからこそ…

憂鬱な展開でしたが、それはそれとしてこのマルガムは良いデザイン

終盤、ホッパー1がマルガム(怪人)化してしまう展開には非常に胸が痛みました。これによりホッパー1が命を落とした(と思われた)ことで宝太郎が戦意喪失してしまう展開。これが昭和の頃の番組なら、主人公の成長のために犠牲になって終わり、でもおかしくありませんでしたが今は令和。無事ホッパー1は元に戻ったので心底安堵したものです。おそらく、ホッパー1が死んでしまったらショックを受ける子供も相当いたはずです。

また、魅力あるキャラといえばやはり冥黒の三姉妹ですね。

最初は色々と思うことがあった敵キャラですが、
結果的にこの番組は彼女たちの生き様がテーマだったようにも思えます。

最初は、「おいおいアイドルグループかよ」などと思っており敵陣営の威厳の無さを嘆いたりもしたものですが、最終的には彼女たちの運命が気になって毎週観ているような、そんな作品になりました。
…まぁ最初からわかってはいましたが、ラケシスの美人度、ヤバかったですね。

敵ではありましたが、お互いを想う気持ちを持った優しい三人でしたね

この三人はその運命を全うし、「向こうで」三姉妹、仲良く暮らしていると思います。いやしかし、こんなキャラに合ったキャスティング、よくぞ出来たものだと思います。三人とも美しく、勇敢で、可愛かったですね。
そしてこの三人が生存とはいかなかったところに、微かな「仮面ライダーのシビアさ」を感じることも出来ました。令和の時代に沿い、残虐な描写などはありませんが原点として
「悲しみを背負ったヒーロー」
であることを今の時代にも伝えている気がします。

…個人的な予想ですが、この後Vシネで「仮面ライダーヴァルバラド」とかあったら、ラケシスのオリジナルである女性が出てきたりしないでしょうか。そしてスパナと恋に落ちて…とかあったら。
賛否両論あるかもしれませんが、観てみたいです。
笑えないジョークだ、とスパナは言うのでしょうけど。

ガッチャード関係の記事を振り返る

一年間欠かさず観てきましたが、総じて安定感のある番組だったので意外とnoteに取り上げることが少なかった気がします。
それでも、映画のときは感想を書いてきたりしましたから、それも含めて振り返ってみようと思います。

始まって一か月後に書いたものですね。この時点で三姉妹が敵としては…と文句を言っていますが、結果的に三姉妹は番組屈指の人気キャラになりましたから、良かったなぁ…という答え合わせになります。ギギスト?やらなんやら色々出てきましたが結局グリオンとずっと戦ってたな、というのがガッチャードの敵陣営でしたね。

そして、カグヤ様初登場な配信作品の感想がこちらです。画像はウルトラマンサーガになっていますが。レジェンド…カグヤ様がテレビの方にも出て、映画にも出ました。先のホッパー1もそうですが、ガッチャードは無理のない範囲で過去作要素も入れ込んできていましたね。レジェンド登場回における先輩ライダーたちは時間こそ短かったですがファンのツボを押さえるアクションで好評でした。特にクウガなど。
こういう部分でも、ガッチャードはそつのない作品だったと言えます。

昨年の冬映画の感想ですね。
この頃はまだ新人ライダーだったガッチャードがもう来週からは先輩扱いになるわけです。毎年思っていますが、時間がたつのは本当に早い。次のガヴで令和6作目になっちゃうんだな…という感じですね。
この記事の中でも書いていますが、ガッチャードは令和でありながら定番の平成ライダーに回帰した印象があります。その試みは手堅く成功したと言えるのではないでしょうか。

何故か、単発で22話だけ記事にしています(笑)。男女の描き方について思うことがあったからですね。まぁ単純にこのズッキュンパイアの回は面白くもあったので。その他にも、ジャグラス・ジャグラーや、雉野つよし&ソノザが出た回があったりと、ガッチャードにはバラエティ色もありましたね。飽きさせない、面白い番組でした。

こちらはガッチャード記事ではありませんが、作品の垣根を跨いで出演した役者さんの話にガッチャードから繋いだ話をしています。
そういえばデイブレイクのDaigoも、ウルトラマンゼロに変身した過去をお持ちでしたね。

最後は、ちょうど一か月前の記事になります夏映画感想です。
リピートしたくもあった傑作でしたが、ちょっと2回目のタイミングが取れなかったのが悔やまれますね~。
舞台挨拶に行けたのは、とてもいい思い出でした。


「ガッチャ!」してきた一年間、総括すると過去作のノウハウを織り込んだ癖のない、楽しいヒーロー番組として観られました。
ギーツも好評でしたし、仮面ライダーが持ち直してきた印象があり嬉しい近年です。もちろん来週からのガヴにも期待しています。

なんならガヴは、もっと積極的に感想記事を書こうかと考えてもいます!

ちょっと切なくなる、この写真

仮面ライダーガッチャード、お疲れ様でした。
皆が観たかった仮面ライダーだったと思います。そう、東映スタッフと視聴者の期待がガッチャンコ、できた番組だったんですね。

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