就職が決まったあとにする事3つ
卒業とともに就職をする時に、就職が決まったあとにすることがなくなって遊ぶことがあります。
それはそれで遊ぶ時間も必要だと思うので、思いっきり羽根を伸ばしていただきたいです。ただし、ただ羽根を伸ばすだけでなく、その間にやっておいてほしいことがあります。
採用側から見た内定から入社までの間にすることを考えてみました。
一部は先生にも手伝ってもらわないといけないものだと思います。
国語力を伸ばす
のっけに国語力を伸ばすと、学校に戻ればいいのか?と思ってしまいますが、仕事は一言で言えば理解力によってその伸び方が変わってきます。
上司、先輩社員から言われることを理解する、紙やメールに書いてあることを理解するには何の力が必要でしょう?
ずばり国語力です。
国語の力、日本語を聞いて、読み、理解する力がないとそもそも仕事ができません。
最初の頃は先輩社員から教わることを理解して実行に移すことで、仕事を覚えていきます。なのに、教わっていること、伝えられていることが理解できないと実行に移しても違うことをやったり的はずれなことをやったりします。
最初のうちはなかなか覚えられないこともあるでしょう。それでも教わっていることを理解をしていれば修正も可能です。しかし何回も同じことで「覚えていません」「失敗しました」が続くと理解力がない、というレッテルを貼られることがあります。
だから、まずは国語力を付けて理解力を伸ばしてほしいと思います。
国語力をつけるには
では何をするか。
私は新聞や本の要約をすることをおおすすめしています。要約とは読んで理解して自分の言葉で置き換えて、さらに書かなければなりません
要約はしっかり理解しないとできないので、まずは新聞のコラム、もしくは新書を1章ずつ要約するのでも良いので、3日に1本のペースで要約することをしてほしいのです。
新聞のコラムでも、新書の1章でも大体300~400字ぐらいにまとめる。約ツイッター2~3回分です。
その際、だれかに頼んで、要約できているかどうかを見てもらうと良いと思います。理解力はその要約の練習でぐんと伸びます。
運転免許を取る
運転免許は必要です。というのも、仕事をし始めると取る時間があまり取れないことがあります。車を持つ、持たないに関わらず、免許だけはまずとっておくことをおすすめします。
とくに、東京、大阪以外の地方都市は車がないと移動すらできないことがあると思います。移動手段として地方都市でバスを利用するのもありかと思いますが、自分で移動手段を持っている方が圧倒的に素早く移動でき、かつ行動範囲が広がって人生楽しくなります。
礼儀を学び、躾を身につける
案外とできていないのがこの躾(しつけ)。ビジネスマナーと躾は似て非なるものであると私は思います。
ビジネスマナーは意味不明なものが多いと言われている昨今ではあります。実際に意味のわからないビジネスマナーもありますが、それよりもなによりも、礼儀としての躾ができているかどうか、は多くの人に見られています。所作の丁寧さと相手へのリスペクトといえばいいのでしょうか。
例えば、書類を渡すにしても、上司に対して片手でバンと渡すようでは、本人はそう思っていなくても傍から見るとけんかを売っているようにしか見えません。でも、本人には悪気がなく、何が悪いのかわかっていない。そうなると「躾がなっていない」と言われます。これはビジネスマナーとかの問題ではなく、躾(しつけ)の問題です。
躾がなっていないと親は何を教えてきたんだろう?と思われるのが社会です。そんな窮屈なのは日本だけだ、と思うかもしれませんが、海外でも同じように所作を見ています。むしろ日本より厳しく見ている国はたくさんあります。それを「リスペクトがある/ない」という言い方で表現します。どこの国でも相手に尊敬の念がない行動は非常に嫌がられるのです。
社会に出れば周りは大人です。だから周りは大人の対応をします。
ところが端々で所作を見ているというのが大人の世界でもあります。だらしないと、だらしないなりの対応しかされません。しっかり躾ということを考えてもらいたいと思います。楽勝な世界ではないと思っておいたほうが良いです。
どれも本来は就職するまでに学ぶこと
どれも本来は就職するまでに身につけておくべきことです。むしろ意識して身に付けなくてもいいぐらいになっているからこそ、学校を卒業していることなのかもしれません。
まだ足りないな、と思うようならば、ぜひ身につけておくことをオススメします。