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BBALLBRAIN vol.1を終えて
こんにちは、ダブドリデジタル編集部の宮本です。 6月29日に新企画「BBALLBRAIN」をスタートさせました。
【動画】(クリックするとYouTubeに飛びます)
この企画は
日本バスケがさらに盛り上がるために、進化していくために必要なことはなんだろうか。そのヒントを探すために、今話してみたい「あの人」をゲストにお招きし、様々な視点でバスケットボールを考える番組です。
記念すべき初回のトークテーマは
【新しいアスリート像を考える】
競技だけでなく、競技外でも様々な挑戦、発信をされているアスリートをお招きし、それぞれが考えるアスリート像、そしてこれからのキャリアやアスリートに求められる力をディスカッションしていきます。
そして記念すべき初回のゲストは
山本柊輔選手(プロバスケットボール ※収録時 Bリーグ 三遠ネオフェニックス所属)
木村貴大選手(プロラグビー選手)
三浦優希選手(プロアイスホッケー選手)
早川史哉選手(プロサッカー Jリーグ アルビレックス新潟所属 ※インタビュー動画での出演)
MC 宮本將廣(ダブドリデジタル編集部)
ゲストアシスタント 阿部桃二香(横浜エクセレンス通訳兼チームディレクター ※収録時 東京エクセレンス)
約90分と長い動画になっておりますが、4つのスポーツから第一線で戦う4名のアスリートのお話が聞けることは、手前味噌ながらなかなかないことだと感じますし、実際に彼らの考えを聞いて、多くの学びをもらいました。動画内にチャプターもございますので、ぜひご覧いただければ嬉しいです。
今回はこの企画を考えるに至った経緯、そしてこの収録を終えて感じたことを少しまとめさせていただきたいと思います。
Bリーグが次のステップに向かうには
漠然と考えていたことがあります。Bリーグが誕生から5シーズンが経ちました。これからBリーグが、選手、クラブ、スタッフ、そしてファンが次のステージへステップを進んでいくにはどんな視点が必要だろうか。
Bリーグはプロ野球、Jリーグに続く第3のプロスポーツとして登場し、一気に注目を浴びる存在になりました。最近では2026年の新リーグ構想も注目を浴びています。
私はJBA公認C級コーチとしての活動、経験も踏まえながら、バスケットボールの戦術、戦略をピックアップし、どんな攻防が行われ、そこにはヘッドコーチのどんな考え、狙いがあるのか、選手のどんな判断、攻防があるのかなどを発信してきました。
その中で、オンコートだけではなく、オフコートに目を向けていく必要性があると感じました。
現にサッカーでは、そのような番組や企画が多くスタートしています。
正直言って、まだまだサッカーには遠く及ばないバスケットボールですが、そのポテンシャルは非常に大きいと思います。
バスケットボール、選手のことを学びながら、違う視点からもバスケットボールを考えていく。
そして、それぞれの視点をディスカッションし、いい形でケミストリーを起こしていく。
そんなことが、これからの日本バスケットボールにとって大切なのではないか?
そう感じたのです。
サッカー以外から学びを得たザッケローニ
では、どうして、バスケットボール以外から物事を考えていくのか。
私にとって、その大きなきっかけとなった人物が元サッカー日本代表監督アルベルト・ザッケローニです。
彼に関する書籍なども多く読みました。何より彼の会見でのコメントなどは非常に学びが多く、刺激的でした。それは同じく日本代表の監督を務めた岡田武史とイビチャ・オシムにも通ずるものがあります。
アルベルト・ザッケローニは日本代表監督の前にもイタリアセリエAの3大クラブの監督を務めた人物です。そして興味深いのはサッカーキャリアをスタートさせる前にホテルの経営者を務めていました。
そこで得た対人関係や洞察力などは彼の監督としてのキャリアに大きな影響を与えたそうです。
彼自身も何かのインタビューで
「サッカーはサッカー以外から学んだ」
と答えていたことが印象的でした。
オシム、岡田武史、ザッケローニのサッカーだけではない様々な視点が日本サッカーをさらに高みへと導いたと私は感じています。
また、当時サッカー界には海外組と国内組という明確な分け方がありました。それを作り出したのは、メディアだと思います。現在は海外で活躍するサッカー選手が増えたことで、その言葉の印象は変わったように感じます。この海外組という存在をいい意味でフラットにしたのが、このオシム、岡田武史、ザッケローニだと感じています。
今、バスケットボール界は海外組で沸いています。育成もミックスの選手やアメリカで活躍する選手が発掘され、NBAで活躍する八村塁、渡邊雄太、オーストラリアNBLで活躍する馬場雄大は別格として扱われます。
間違いなく実力としても別格なのですが、日本サッカーの歴史から考えると、それがフラットになることは日本バスケットボールの今後の鍵を握るポイントになると私は考えています。
そういう意味で、私たちの感じ方、見方、関わり方もオンコートだけでなく、オフコートから広い視野で日本バスケットボールを見ることが大切になるのではないでしょうか。
そして、そのタイミングが今であり、ダブドリの言葉を借りると、そんな「より道」がきっと巡り巡って日本バスケットボール発展のきっかけを作ってくれると感じています。
新しいアスリート像を一緒に考えて
そんなわけで「BBALLBRAIN」をスタートさせ、今回は「新しいアスリート像を考える」をテーマに、様々な活動、経験をされたアスリートの考えを聞いていきました。
その中で私が感じたことは、時間の考え方、捉え方です。
アルビレックス新潟の早川史哉選手が動画内のインタビューにて
「アスリートとしての限りある時間を思い切り楽しみたい」
との言葉に参加選手の皆さんがすごく共感をされていました。
その後も感じたのは、どの選手も「時間」に対して非常に考えを巡らせているということです。
はっきりと言えば、アスリートである時間は非常に短いものです。
Jリーグの平均引退年齢は26歳と言われていますし、ドイツのバスケットボールリーグのMHPリーゼンルートヴィヒスブルクでアシスタントコーチをされている宮崎哲郎さんも選手にはバスケットボール選手でいられるのは平均で2.3年だと伝えるいう話を聞いたことがあります。
その感覚を選手自身もそうですし、ファンである私たちも持ち合わせているのか。
そんなことを感じました。
選手もその限りある時間を感じて競技に向き合うことができれば、今まで以上の成長を体感することができるかもしれない。
そして、ファンである私たちもその同じ「時間」を共有し、より強くアスリートの時間に対する意識を持つことができれば、もっと彼らの背中を押せる存在になれるのかもしれません。
今回、様々な活動をするアスリートと対談をしたことで、彼ら自身もアスリートとしての時間の有限さ、その重さに気づいたことは私にとっても大きな発見でした。
プレー、応援、何かしらの支援という形で、スポーツを通じて同じ「時間」を共有するものとして、これからの考え方、感じ方を私自身も見直していきたいと感じました。
そして、何より有限だからこそ、その「時間」をもっと大切したいなと今、思っています。
皆さんも皆さんの視点で、今回の4選手のお話を聞いてもらえると、きっと何か新しい発見があると思います。ぜひ「BBALLBRAIN」をご視聴いただき、ハッシュタグ「Bボールブレイン」でSNSにてコメントいただけると嬉しいです。
また、vol.2も現在進行中ですので、ぜひそちらも楽しみにしていただければ嬉しいです!
ダブドリ「SOCIO」スタート
ダブドリでは、「SOCIO DABUDORI MEMBERS CLUB」をスタートさせました。
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