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在宅勤務は楽、は本当?あなたのやる気スイッチをONにする儀式を探せ
パソコンとノートを持ってカフェに行くのが、休日朝のルーティーン。わざわざ子どもを夫に任せて家を出る理由。
家の中で勉強できない子どもだった
私は、必ず近くの図書館で勉強するような子どもだった。一軒家で1人部屋を与えられていたにも関わらず、だ。
理由は簡単。家だと色んなものが目に入って集中できないから。
・つい寝転がってしまいたくなるベッド
・つい食べたくなるお菓子
・つい読みたくなる雑誌
・他の家族がテレビをみて笑っている声
などなど、私の集中力を途切らせる物事には、枚挙にいとまがない。
(特に、試験勉強中に聞こえる家族の笑い声は、私のメンタルにクリティカルヒットした。)
在宅勤務勢、すごい
私の会社はフル出社マストだ。
在宅勤務は一切認められない。
これを人に話すと、『フル出社してるなんて、すごいね〜』と、半ばかわいそうに(?)言われることが多い。
でも、私は逆に『ずっと在宅勤務してるなんて、すごい!』と思ってしまうのである。
在宅勤務のデメリットとしては、社員間のコミュニケーションの課題など様々あるのだろうが、私が最も課題に感じるのは、“集中力を維持するのが難しい”という、なんとも情けなくでも根本的な問題があるからだ。
休日のパソコン作業も外でやる
休日の朝、転職活動用の資料を作成するために、コメダ珈琲を訪れた。
これはきっと、ある種の自分の“やる気スイッチ”を押したことになるんだろう。
出社する日の朝も同じだ。重い身体を起こしながら電車に乗り、少しずつ仕事に向けてスイッチをオンにしていく。
あなたのやる気スイッチはどこ?
オンオフの切り替え、これが最重要課題なんだろう。
となれば、自分がどんなことでやる気になれるのか?観察してみればいい。
出社勤務なら、通勤自体がそのスイッチになるし、はたまたスーツを着たり時計をつけることがスイッチになる人もいる。
在宅勤務ならどうだろう。簡単な筋トレをスイッチにしてもいいし、コーヒーを淹れることがスイッチになるかもしれない。もちろん、仕事の空間を集中できるよう整えることもお忘れ無く。
当たり前の話だけど、出社にも在宅にも、それぞれメリットデメリットがある。
それを踏まえた上で、働く側ができることは、自分の置かれた状況のなかで、“どんな儀式が自分にフィットするのか?”を考えてみること。
出社か在宅かなんて二項対立的に語らなくてもいい。その時々で好きな儀式を取り入れながら、試すことを面白がったらいいのでは?