仕事のできる女上司から学んだ仕事の進め方

最初の就職先は女性が多い職場であり、そこの部長は女性で非常に優秀かつ厳しかった。しかしどの部下やスタッフからも悪く言われることはなかった。

他の部署の男性部長らからは一目を置かれているという次元ではなく、そもそもの頭脳明晰だけでなく王道正論・有言実行、いつも冴えてて鋭く、それでいて誰と張り合うとかではなく淡々と好成績を出し続けていた。

その部長は男社会でも女社会で揉めることがなく仕事を進めていた。その働き方のいくつかを踏襲し、非常に役立っている。


年下で格下の部下にも必ず謙譲語か丁寧語

「これやっといて」ではなく「これをやって頂けますか」となる。男性上司だと前者でも問題なかったりするが、女性上司に言われるとカチンとくる人もいる。忙しい時に上から仕事が降ってきてイラッとする気持ちが、謙譲語によって緩和するのだ。

その部長は20歳以上年下の新人にも必ず謙譲語か丁寧語で仕事の依頼や指導をしていた。指導が例え正論であったとしても、屁理屈で逆ギレしたくなる気持ちが出てくることはある。そういう時に命令口調や感情的な言葉ではなく謙譲語や丁寧語で言われると、その気持ちが起きにくくなる


感情は常にフラット

いつ話しかけてもいい、間違えてもいきなり怒られたりはしない。そうなると部下は部長の機嫌を考えることなく、仕事のホウレンソウをタイミングを逃すことなく行うことができる。

そもそも部長は怒ることが最善策でない場合以外は怒ったりしなかった。一方で注意や勧告といったものは適宜行っていたので、ナメられたりとかいうこともありえなった。部長が姿を表すと空気が変わる厳しさがあった。


理不尽なことを言わない

言われても納得なことしか言わない。部長は家庭もあって忙しかったので、緊急事態以外では残業をすることなく、合理的に仕事して勤務時間内に全てを終わらせていたし、翌日に問題を残すこともなかった。

部長の考え方を中堅らも十分理解していたから、全員が勤務時間内に全てを滞りなく終わらせるように働いていた。したがって、部下も全員Happy。仕事は順調に終わり、その部署の成績は非常によかった。


まとめ

淡々だけど全員Happyで、部署全体の仕事がより合理的に回り続けるための標準装備。

働き初めて最初の部長だったから余計印象的だったのかもしれない。
部長のことは一生忘れないだろうし、この働き方は真似し続けると思う。

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