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いらっしゃいませ、を最初に言わない、の話

お客様ご来店の際に、「いらっしゃいませ」をできるだけ最初に言わないように心がける、の話です。

じゃあ何を言うの?となりますが
朝なら「おはようございますっ」
お昼なら「こんにちはっ」
夜なら「こんばんはっ」
です。

「いらっしゃいませ」も、本日はいらっしゃっていただいてありがとうございます、という意味のある素敵な言葉ですので

「こんにちは!いらっしゃいませ!」や「こんばんは!いらっしゃいませ!」

シーンによっては「おめでとうございます!いらっしゃいませ!」もあるかと思います。

要は、挨拶から先に言うようにメンバーには伝えるようにしています。

なぜか?

人(お客様)は「こんにちはっ」に対して「こんにちは」と返事をすることができます。

「いらっしゃいませ」には返事ができません。

つまりは、お客様とのコミュニケーションの入り口になるということ。

ただ、お客様にお返事を期待するということではなくて
むしろ返事をされないことのほうが多いかもしれません。

お返事を下さったときには、そのあとのサービスのアプローチも変わるでしょうし
お返事されないお客様にも、そのあとのファーストタッチの仕方も変わってくるでしょう。

前提として、気持ちの良い挨拶、作業をしながら言わない、しっかりとお客様のほうを見ながら、といった当たり前の挨拶ができていれば
「いらっしゃいませ」だけでも、お客様も「気持ちの良いお店だな」と思ってくださるはず。

そこに「こんにちは」や「こんばんは」というコミュニケーションの取れる挨拶からスタートすることで、お客様とのコミュニケーションが取れたら良いな、ぐらいです。

だから、お返事をされないお客様がどーのこーのという話ではないです。

お店としての在り方が、お客様とのコミュニケーションを大事にしたい、というものであれば一つの共通認識としてメンバーで共有できれば良いなと。

皆さんご存知の有名なコーヒーチェーンのお店では「いらっしゃいませ」という言葉は言わないようにしています。

お店が大事にしている在り方がうかがえますよね。

「いらっしゃいませ」がわるいという話ではありません。
しっかり意味のある言葉ですし、大事な表現の仕方です。

本質はやはり、ただの言葉になっていないか
気持ちを込めているか、につきますが
挨拶から生まれるコミュニケーションもたくさんあるので、ここも大事にしたいなというお話です。

だから気持ちのこもっていない「こんにちは」や「こんばんは」では意味がないので、結局はそこなのですが。


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