読書感想 京極夏彦さん 書楼 弔堂 待宵
京極夏彦さんの新刊。
書楼 弔堂シリーズの第三弾 6年ぶりの新刊です。
長女に京極夏彦作品を読ませたところ、ハマってしまい(^_^;)
今では親子揃ってこのシリーズ大好きです。
近場の本屋に訪れた際に出ているのを見つけ、二人で驚喜してました。
ハードカバー 500P余りを半日で読破してしまいました(^_^;)
相変わらず面白い。
以下 本編内容に触れるところございますので。
−−−−−−−−−−−−−−−− これより----------------
過去に、訳あり風の甘酒屋の親父が主人公。
馴染み客である、酒屋の次男坊が文学かぶれで、この二人を中心にお話が色々展開されていきます。
登場人物は、皆明治の文豪他、有名な方々です。
個人的には、半七捕物帳を一頃読んでいた事もあり、岡本綺堂の話が好きかな。
主人公の出自については、回想から思わせるところが色々あり、後半の展開も面白いです。
エピソード中に、藤田五郎と言う名前が出てきた辺りで、ニヤリとしたり。
京極さんの先の作品、ヒト殺しに繋がるところもあります。
江戸が遠くなりつつある時代、それを引きずった人達の生き方・・その辺りの描写が何とも面白い。
京極ファンであれば、お勧めな作品です。
四部作構想だとの事ですが、次はまた5年くらい先かな・・(^_^;)
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