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看護師として働き始めて1ヵ月〜ネガティブとポジティブ〜


この春からがん専門病院で働いている。本来なら4月1日からの勤務だがCOVID-19の影響で4月15日から病院に出勤している。私は母が頭頸部がんを経験したことがあるため、頭頸部がんの病棟に希望を出していた。ありがたいことに希望が通り頭頸部がんの患者さんと向き合うことができている。


頭頸部がんとは

頭頸部は顔面から頸部までの部分を指す。この範囲に含まれる、鼻、口、のど、上あご、下あご、耳などの部分にできるがんが「頭頸部がん」である(日本頭頸部癌学会)。

だから

舌がん、喉頭がん、咽頭がん、甲状腺がん、耳下腺がんなどがある。

ここの病棟の特徴は「食べること」「話すこと」が障害されてしまう

生きる中で重要な機能が低下する。

そこを共に回復するお仕事はかなりやりがいを感じている。

日々の中で思うこと

私が勤務する病棟は外科病棟であるため周術期の看護をする。

そのため、患者さんの状態の安定して、とりあえず家に帰って安全に暮らせる状態ならなったら退院する流れになる。

患者さんが退院するのはとても嬉しい。

でも、「ここからどうやって暮らすんだろう」

「友人や今までの知人とはどう心を交わすんだろう」

「食べたいのに好きなものが食べられないんだ。どうするんだろう」

っていう社会の中でどう適合するのかという疑問を抱き続けている。

日々の中で思うこと パート2

看護業務は想像以上にマニュアルが多い。

初めはそれに驚いた

職員2000人規模の病院で患者さんに安全に医療を提供するためにはとても重要だと思う。

看護師としてこのマニュアルを行うのは基本の一つだ。

しかし、これを覚える過程で「この仕事は私じゃないとできないのか」という気持ちになった。どの看護師でもできる。看護師はシバタヒナコじゃないとできない仕事ではないんだってこと強く感じた。

これを大学の友人に相談したところ、「今は目の前のことに精一杯でマニュアルのことしかできないけど、今後経験積んだら視野が広くなる気がする。絶対ひなこにしかできへん看護も今後できるようになるって!」

って返信がきた。

そうやんな。まだこれからやんな

めっちゃ濃い1ヵ月だったから忘れていたけど、

まだ1ヵ月しか経っていない。

看護の仕事をちょっと見ただけで、まだまだ知らないことの方が多いと思う


正直、看護師として働いている自分が嫌いだ。

なんでなのか、ちっともわからない

早く自分の力をつけて、この環境から出て行きたい

先輩にも後輩にも住むところにも恵まれて、何の申し分もない社会人生活を送れている。感謝しかない。

でも、何かが足りない。

それがわからない。

この生活が何につながるかわからない

とりあえず、毎日を生きていきたいと思う。










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