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さよならをおしえて~Twitter創作物感想録74~
【YOUTUBEにて僕らの”文芸読解バラエティ”配信中!BGMにどうぞ】
【この記事はほぼ日更新だよ!チェックしてね!!】
「すべての創作者に必要なのは”いいね”や”スキ”の投げ合いじゃない、全力の”解釈”と”感想”だ!!」Web創作界隈に「読者のいる(感想が贈り合われる)創作」文化を根付かせるべく、思想を掲げ暴れ続ける”ことばの魔物”コンノダイチの分別奮闘記、あるいは、才悩人応援歌。
この記事は、Twitter上で我々「26時(@kikan_26)」が主宰する「#ばけもののうた」および「 #全読」 参加作品へと宛てられた「web創作物への感想ツイート」をまとめたものです。元作品を辿れるように「引用リツイート」の形で投稿は統一しておりますゆえ、私の拙い感想を通じてnoteユーザーの皆様が「Twitter創作物」に触れる一助となれましたらば幸いです。
コンノダイチ=さよなら(@D_8823_drive)
蒼馬-ΛOMΛ-(@ssk_aoma)
26時(@kikan_26)
風邪薬の青い粒だけ水に溶かして指輪を入れるとドラッ(自粛)
— さよなら (@D_8823_drive) February 9, 2019
「悪魔のクスリ」を「おくすりは悪ではない」という前提で逆算していくと導きだされる答えは…という構成。よき。語り手は現に「おくすり」に助けられている身だと提示されているので、その推論が説得力を持ちます。人の性を考えた少年(字数 https://t.co/8sGGO6cWi7
生がなにかも知らずに死ねぬ。この象徴的な欲望によって、首から下を、自分の心を、他者の心を、手に入れた生首とその果ての破滅を描いた作と読みました。「千切れた両手」は何者なのか(従者のようですが)?四連目で苦しんでいる主体は何者なのか(主人公とは別人に見える)?やや謎めき。最後芽生(字数 https://t.co/FEFtF6aVln
— さよなら (@D_8823_drive) February 10, 2019
視覚的な変化が美しい一作。と同時に、一、二、三連目と進んでいくにつれて示唆性が強くなっていくような印象。一繋ぎの「花嫁の物語」としても、三通りの「花嫁姿の比喩」としても読めて美味。「黒い雨雲花嫁降らす」の衝撃と、天国(白とか金のイメージ)に映える赤い花嫁衣装が好きです。雨と花(字数 https://t.co/2CjsZZCsK0
— さよなら (@D_8823_drive) February 10, 2019
とうに死んでいるようなものたちに引導を渡す存在として「光の女王」を取りました。示唆的な作なので解釈は様々になるでしょうが、私には「安楽死」めいた何者かの比喩に思えます。どちらに?という問いが「俺は生きたいのか?いっそ死にたいのか?」という問いに通じているようで、死人の笑顔に(字数 https://t.co/vb62XWNc5o
— さよなら (@D_8823_drive) February 11, 2019
真っ赤な海の底の抜け出せない営み。釣り人に「飼って(救って)あげる」と言われても「抜け出せない」と塞ぐように拒否する姿はまるで、社会に背を向けた創作者の比喩のよう。よき。
— さよなら (@D_8823_drive) February 11, 2019
深海魚の目が飛び出るのは、浅い海を目指して水圧にやられたからだと読みました。つまり赤い海は「光を目指し死ん(字数 https://t.co/ubKPPgqqFj
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