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遊びって、大事じゃね?~AI時代の教育のあり方を考える~Part 12(全10回以上連載予定)

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忙しい向けの要約が目次の最後についているので、忙しい人はそこだけみてください!
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やあ、皆さん。
熱くなってきましたね。暑熱順化訓練は怠らないでくださいね。
さて、この連載の経緯が気になる方は、こちら、以下のリンクからどうぞ。

今回はパート12です、個人的にはくっそ要約しにくい内容だったので、
色々と悩みました。綺麗に章が終わらないんですよ。笑

これまで、ある主体とか、個人の視点から効用を描かれることの多かった遊びなんですけども、第6章 「遊びを共有する」は、
社会活動の中で、つまり他者と交わるためにも遊びが重要なんですよ~という内容がかかれています。

短い章なので、内容も軽めのはず…



第6章 遊びを共有する の要約

遊び歴を作成していく中で、私は多くのカップルに聞き取り調査をしてきた。

『遊びスイッチ、オン!―脳を活性化させ、そうぞう力を育む「遊び」の効果』p.196

はい、博士は個人の相談だけではなく、アベック(古い)のセラピーもされてきた(ブラウン博士はもともと精神科医でもある)のですが、
カップルに問題があれどなけれど、結局のところ、遊びを共有できるカップルがとても良好な関係に修復できたり、長く円満に続いているようです。

そう、「遊び」というものは、日常のちょっとした人間関係から長く続く恋愛まで、すべての個人的な人間関係の要になっているということだ。実際、親密な関係は遊びを抜きにしては持続させることができないと言ってもいい。

『遊びスイッチ、オン!―脳を活性化させ、そうぞう力を育む「遊び」の効果』p.196

そうなんです。この章で言いたいことはこれでもうほぼおしまいです。笑

後は全部具体例になっちゃいます。

でも思い出してください、確かにお互いが遊びあえるような人間関係じゃないと、深められなくないですか?一応、遊びのおさらいですが、

遊びというのは、活動の中身ではなく「心の状態」を指すのである。(中略)喜びをもたらし、自意識と時間の感覚を棚上げしてくれるような、夢中になれる無意識の活動で、しかも自発的で、またやりたくなるもの、それが遊びだ。

『遊びスイッチ、オン!―脳を活性化させ、そうぞう力を育む「遊び」の効果』p.76-77

はい、こういう心の状態が遊びですね。
仲がいい人といると、そんな心の状態になるのではないでしょうか。

想像してみてくださいよ、仕事でもなんでも、非常に無機質な会話ばかりの人とは親密になれませんよね、そういうことです。

ちなみに、恋愛でも、どの段階でも遊びを取り入れることで、強力なほれ薬を作りだすことができるそう。
(この場合の遊びは、カイヨワの遊び分類も参考になります。)

ところで、
「恋愛にどっぷりハマっているの時の心って遊びなんじゃない?」
って疑問、浮かびません?

そんな疑問に博士が答えます。

愛という感情は、非常に生物学的に見ても強い感情だそうで、
非常にコントロールが難しいらしい。「溺れるような」愛情はコカインを使っている人を同じ領域に活動状態が見られるらしい…

なので、愛も非常に強くなると、縄張り意識や独占欲、支配欲や攻撃性が強くなってしまうそう。

それがとても利己的に作用してしまう人を、博士はアソビ人と読んでいる。辛辣なコメントをどうぞ。

アソビ人と呼ばれるタイプの人は自分だけが楽しければいいので、そのために都合のいいように遊びを巧みに操る。アソビ人にとっては、相手に合わせることなんてありえないことだ。相手のニーズや生活への興味なんてまったくないのだ。こういった、自分だけがかわいい自己陶酔型の人は極めて高慢で、成果だけを求め、性的興奮を求め、罠に落として、一生寄りかかるか支配することが目的だ。
一方、真の遊びでは、遊びの活動(この場合はデート)自体が楽しめるもので、活動そのものが目的となる。成果なんてものは意識されない。真の遊びができないのであれば、それは自己陶酔型の遊びをしている可能性がある。

『遊びスイッチ、オン!―脳を活性化させ、そうぞう力を育む「遊び」の効果』p.76-77

はい、そうなんですよ。
この場合、遊びは、とめどなく溢れてしまう愛を緩和する作用があるということです。愛が重くなりすぎて、お困りの方は是非お試しください。

とにかく、いかなる関係においても、深めるためには、遊びが必要なんです。遊びが存在しない関係はほんとに深まらないです。

それは個人的にも強く感じます、遊びがないこの世の全てのものに結構な違和感を感じて生きています。

今回超絶短いですが、おしまいです。笑

次回はですね…
遊びにも気をつけなきゃいけないことがあるんですよ。
遊びにも、ダークサイドがあるのよ。ってお話です。

追記:
このまとめをする中で、自分の遊び心を大切にした結果、絵本が生まれました。
もしよろしければ、サンプルだけでも読んでみてください!
絵本のタイトルは、「かみかみかみ」で、子どもと読める内容ですが、
裏設定があります。彼は本当は食べているのかを想像してみて欲しいです!

絵本はコチラ

続きはこちら。

忙しい人のための要約

遊びというものを共有するということは、いかなる関係性を築いていくうえでも、その関係を深める上で欠かせないものです。

そう、「遊び」というものは、日常のちょっとした人間関係から長く続く恋愛まで、すべての個人的な人間関係の要になっているということだ。実際、親密な関係は遊びを抜きにしては持続させることができないと言ってもいい。

『遊びスイッチ、オン!―脳を活性化させ、そうぞう力を育む「遊び」の効果』p.196

そうなんです。この章で言いたいことはこれでおしまいです。
遊びがない関係性は深まらず、脆いものです。

ですので、遊びをお互いに共有できるようにすると、人との関係性は好転していくでしょう。

続きはこちら。

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