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ユニクロにある『店長十戒』とは?①
ユニクロとGUには
『店長十戒』というものがあります
お店の一角の店長室
机の前、一番目のつく所に
掲示されています
柳井社長が店舗運営をするなかて゛
店長の最低限の心構えや行動規範を
表したものが『店長十戒』
《店長十戒》
1.店長はお客様の満足実現のため、的確な商品と隙のない売場づくりに命を懸けろ。
2.店長はサービス精神を発揮し、目の前のお客様のために全力を尽くせ。
3.店長は誰よりも高い基準と目標を持ち、正しい方向で質の高い仕事をしろ。
4.店長は鬼となり、仏となり、部下の成長と将来に責任を持て。
5.店長は自分の仕事に、誰にも負けない自信と異常なまでの熱意を持て。
6.店長は社員の模範となり、部下と本部に対してリーダーシップを取れ。
7.店長は販売計画を考え抜き、差別化と付加価値を売場で生み出せ。
8.店長は経営理念とFRWAY(=FAST RETAILING WAY)に賛同し、全員経営を実践しろ。
9.店長は本当に良い服を良い店で販売し、高い収益をあげ社会に貢献しろ。
10.店長は謙虚な心で、自分に期待し、どこでも通用する世界の第一人者になれ
かなり厳しい言葉が並びますが
これらは日々の店舗運営で
当たり前に求められています
今日は1について
元店長としての解釈を
加えていきたいと思います
(書いてみたら長すぎたので
今日は1つだけです…)
1.店長はお客様の満足実現のため、的確な商品と隙のない売場づくりに命を懸けろ。
まず「的確な商品」とは、2つの意味があると思います。
◼️その店の特性に合った品揃え
お店の立地によって、売れる商品はかわります。ファミリーが多く来店するなら、Kids商品やBaby商品も品揃えが必要。
(店舗面積によって、フルラインナップではない事もあります)
過去に、自衛隊駐屯地が近いお店を担当した時は、とにかく緑色が売れました。きっと自衛隊の迷彩色に近いからでしょう。
陳列棚には、緑色が多く並ぶようにすれば、売上最大化できるというわけです。
◼️商品自体がお客様が欲しいと思える
代表的なヒートテックやエアリズム、ブラトップやウルトラライトダウンなど、お客様が潜在的に欲しいと思っていることを具体化した商品。
ヒートテックが開発された背景は、ババシャツからの脱却。加えて、厚着がちな冬を軽装にできないか、という発想から。
開発前はババシャツって嫌だけど、あったかいんだよね、という声が多かった。一方で肌色インナーへの飽きから、カラフルな冬のインナーをお客様な潜在的に望んでいた。
潜在的や顕在的なニーズを解決する商品であれば、爆発的に継続的に売上を狙えるというわけです。
「隙のない売場作り」これにも複数の意味があります。
◼️欠品(品切れ)のない売場
お客様は欲しいTシャツがあった時、白色のMサイズでもLサイズでも良い。という人はいない。欲しい色サイズは1つだけのことが多い。
お客様ご希望の色サイズが、売場に無いという状態は作ってはいけない。
(現実的には発生してしまいます…)
◼️買いやすい売場、欲しいと思える売場か?
例えば安くなっている商品、ヒートテックがいつもは1,290円、期間限定で990円で買える。
お客様がお店に入って、「あ、ヒートテックはきっとあの辺りにありそうだな」と想像できる売場にが、買いやすい売場。
商品を陳列するときに、前側にデザインがある商品だったら、そのデザインがウリなわけですから、それを魅せる陳列にしなければいけません。それが「欲しいと思える売場」。
2つ合わせて「売れる売場」とも言います。
「命を賭けろ」これは言葉通りです。
書いていて有料級な話に
思えてきました(笑)
長話にお付き合いくださり
本当にありがとうございます
連続投稿413日目