予約販売のパン屋から学ぶこと
今日こんなことがありました。
最近オープンしたてのパン屋さんに
お昼ごはんを買いに行くことにしました。
ちょうど12時頃なので、お昼真っ只中。
家族にその店に行ってくるよー、と伝えたら、
「多分売り切れで買えないと思うよ」との返答。
いやいや、昼の12時はピークタイムだから
品切れなんてないでしょー。
だってコンビニだったら、この時間
おにぎりガンガン、補充する店だってあるし!
と思いながら、店を訪れました。
しかし、、
駐車場にクルマを停めた瞬間に、
「売り切れ」の貼り紙が。。
えーー、と思いつつ
マダアルカモ。の淡い期待を抱きながら、店内へ。
「まだパンありますか。。?」
の問いかけに、
「ゴメンなさい、予約で売り切れちゃって」
(お互いしばしの沈黙)
「、、、また来まーす!」
と言って、出てきたものの、何だかモヤモヤ。
店舗経営指導員として、
今回事例を、勝手に指導させて頂きます
「予約売り切り」のメリット
・在庫を抱えなくて良い
・食品廃棄ロスが発生しない
・予約なので、売上がその分は確実に取れる
・滅多に食べられないという、プレミア感という付加価値は生み出せるかも
・電話したお客様は、確実に食べられる
・待たなくても、並ばなくても良いので、買うのがラク
という、店舗上とお客様にもメリットは
あります。
「予約売り切り」のデメリット
・予約販売というのが、浸透していないと
販売機会ロスになる
・サッと手軽に済ませたいから、お客様はパンを食べるという意思決定をしているのに、わざわざ予約はしたくない
・昼真っ只中での来店にも関わらず、商品欠品という、ガッカリ感
・これは、腹が減っているお客様に対して、追い討ちをかけるダメージ。不満の増幅
・店舗としても、販売機会ロス分の売上減
お客様にとっては、良いことがないですね。。
お客様の真の思い
我が家では、母が一度同じ思いをしていて、
もう売り切れだと思うよ。ということを言っている訳です。
身近でイヤな思いをした人2名発生。
=もうそのお店には行かない(かも)
ということに、なりかねません。
これが一番大きなダメージです。
店舗ビジネスの大原則は、ご来店のお客様を優先
では、どうするべきか??
まず店舗ビジネスで大原則は、
①実際にお店に来て下さったお客様
②電話予約をするお客様
①のお客様を、優先することが原則です。
わざわざ足を運んで下さった事実が、
あるからです。
ただ、②のお客様も大切であることは
変わりません。
今回のケースであれば、
たった一言だけ、来店されたお客様にあれば、
良かったと思います。
それは、
「5分だけ頂ければ、出来たてご用意できますよ」
マクドナルドのポテトと同じ戦略です。
「揚げたてご用意致しますので、お待ち下さい」
コレと一緒です。
何気に大事なのは、
○分ぐらいと、見込み時間を伝えること。
お客様は、事実3分でも、体感5分待つ感覚です。
だからこそ、きちんと時間をご提示して、
すぐに調理に取り掛かる。
そういうご案内があれば、
私も買って帰ったかもしれません。
オープンしたては、オープンインパクトと言って
お客様は来て下さりやすい時期です。
その1回目2回目の来店で、
いかにリピーターにするのかが、
お店としては、カギです。
さてさて、このパン屋さんの半年後の
行く末はいかに??
また長くなってしまいました。。
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