毎日の闘い〜敵は癌であり自分そのもの
こんにちは。こんばんは。
今回は、闘病の敵は癌であり、自分そのものである。
という事について話していきます。
ずっと前のブログで、これから先の闘病生活は、自分自身との闘いであるという話をしたことがあると思います。
まさに今、毎日のように自分自身と闘っています。
もちろん、癌を押さえ込むことが闘病生活における目標なのですが、最大の敵は自分であるということを突きつけられています。
それは簡単なことではありません。
抗がん剤治療の影響で、弱体化する自身の姿と向き合うこと、辛いです。
手足の指の感覚がないことで、個包装されたお菓子の袋すら開けれない。情けないです。
また、よろけてしまうからロクに歩けない。
それが外出時の場合は、どうしたんだろうと見られてしまう。
どうもしていない!何でもない!
いちいち見るな!気にするな!
できる事ができないイラ立ちから、わめき散らしたくなる衝動に駆られるが、同時に自分は何て嫌な人間なんだろうと思うんです。
最近では、その様に感じることが多くなってきて、その度に心がやられてしまいます。
身体の動作的な副作用が目立ってきた辺りから、毎日のように2つの感情の狭間を揺られ揺られながら過ごしてきました。
もういいよ、十分に生きた…という感情。
絶対に癌に負けるわけにはいかない!
自分のため、家族のため、大切な人たちのために生きなきゃ…という感情。
毎日打ちのめされては、どうにか乗り越えるという日々を送っていると、正直に言って、精神も気も狂いそうです。
ですが、毎日の闘いをどうにか乗り越えられているのは、大切な家族や友達の支えや励ましがあるからに他なりません。
その一人一人の顔や声を思い浮かべると、やはり簡単に人生を終らせる事はできません。
どうやら私は独りで頑張ろうとする所があるようで、何人かの友達から指摘されました。
「弱いところも出していいんだよ」
「○○ちゃんは強い人間だけど、もう少し弱音を吐いた方がいいよ」
わたしは、自分で強い人間だと意識して生きてきたわけではありませんが、確かに人より弱音を吐かずにきたのかもしれません。
かと言って、それが何故なのかも分かりませんけど。
でも、友達からの言葉に励まされたのも事実ですし、この人たちの前では辛さも弱音も全て吐き出してもいいのかなって。
そう思わせてくれました。
その優しい言葉や励ましは、わたしに強さを与えてくれるものではありますが、感情の狭間で毎日のように闘うことは容易ではありません。
特に、心や気持ちの部分では。
つまり、それだけ自分自身に打ち勝つということが、難しいものであるのだと思います。
わたしの最大の敵は自分なんです。
毎日の闘病は苦しく辛いことばかりです。
だけど、支えや励ましを糧にして、まずは今日一日をどうにか乗り越えていければと思います。
負けるわけにはいかない、辛いの繰り返しだけど、生きるしかない。
それは分かっているんだけどな。
はい、それでは今回はここまで。
また次のお話で会いましょう☆