海を汚すゴミと生まれ変われるゴミ
こんにちは。こんばんは。
今回は海洋ゴミ問題について話していきたいと思います。
環境問題を考えたときに、切っても切れない問題の一つとしてあるのが海洋ゴミの問題です。
その中でも特に問題視されているのが海洋プラスチック(マイクロプラスチック)による海洋汚染の進行。
どうやらプラスチックは半永久的に分解されない性質らしく、紫外線と波の影響で細かくなるそうですが、結局はプラスチックのままなんですね。
マイクロプラスチックやその他ゴミの流出が海に与える影響は計り知れません。
それは環境破壊にとどまらず、海の生態系にも多大なる甚大な被害をもたらしています。
NPO法人クリーンオーシャンアンサンブル(海洋ごみ問題解決に向けて活動する団体)のサイト資料を見てみると、2022年当時のOECDのレポートでは3000万トンもの海洋プラごみが世界に堆積しており、毎年170万トン以上の海洋プラごみが流出していると推定されているとの事でした。
以下はクリーンオーシャンアンサンブルが取り組む海洋ごみ問題の課題資料となります。
海洋ごみ問題の各項目データを参考までにご覧ください。
海洋ごみ問題の5難
上記の資料データを見れば、海洋プラの問題がいかに深刻な事態を引き起こしてるのかが分かりますよね。
そしてなんと!2050年には魚よりも海洋ごみが多くなるとの予測もたてられているのです。
しかも危機化が進行している問題はこれだけではないのです。
他にもこれらの問題が深刻化している現状があります。
・海洋プラによる世界の年間経済損失は1兆円超(漁業・養殖業・観光業・船舶被害など)
・生物多様性破壊(被害700種以上)
・人間の健康被害の可能性(食物連鎖汚染)
ここまでを見ても海洋環境問題はボクたち人間の生活にも直結していて、しかも密接な関係にあるという事がよく分かります。
だからこそ海洋プラ問題を個人レベルでも考える必要があると思いました。
そんな海洋ゴミの中でも、海を汚すゴミがあれば生まれ変われるゴミもある事を知っておくべきです。
なぜなら、人によっては生活や人生までもが一変するかもしれないからww
たとえばマイクロプラスチックごみが海に流出するとどうなりますか?
そのプラごみを餌だと勘違いして食べてしまう魚などが出てきますよね。
さらにその魚を人間が食べたらどうなってしまうのでしょうか。
世界中のあちこちで身体的被害の報告が増大するだけです。
他にも漁業中に破れてしまった網がゴミとして海を漂うことになると、ウミガメなどの海洋生物に絡まってしまい、泳げず海岸に打ち上げられる事態になってしまいます。
ウミガメの愛らしい姿を考えると、ボクたちの身近には非常にせつない海の現状があるのです。
ですから、環境や生態系などの脅威となる海洋ゴミは徹底して排除する必要性があると思いますし、そもそもゴミが海に流出しないような仕組みや取り組みも考える必要があると思います。
一方、ボクが言う生まれ変われるゴミとは何のことだと思いますか?
たとえばシーグラスです。
簡単に言えば、海岸や湖畔で見つかるガラス片ですね。
波によって角が丸くなった小片で、曇りガラスのようでもあり綺麗な宝石のようでもあります。
それから流木ですね。
流木は海洋ゴミというよりは自然ゴミですが、オブジェや水槽レイアウト・爬虫類ケージのレイアウトなど、インテリア素材として人気です。
シーグラスや流木はDIY素材としても必要としている人たちが多いので、ゴミはゴミでも人から重宝されるゴミなのですww
お小遣い稼ぎに海岸から拾ってきたシーグラスや流木をDIY素材として販売している方もいらっしゃいますよね。
エコでリサイクルな上にお小遣い稼ぎもできちゃうなんて良いですよねww
つまり『捨てるゴミあれば拾うゴミあり』ですw
散々と小難しい話をしてきましたが、この考えさえあれば良いのではないですかね。
しかし残念なことに環境破壊を引き起こしているのは、人間なんです。
だからこそ海洋の環境問題は、人間が考えて人間が解決していかなくてはいけないと思います。
だってそれが人間の責任だと思うので。
だけど海洋ゴミの中には自然が奇跡的に作り出した産物もあるので、それを知っておくことでモノ作りなどの才能が開花されるかもしれませんよww
ゴミにもメリットがあるんですね~w
そのメリットを活かしつつ、あるべき海の姿を取り戻していきたいものですね。
それでは今回はここまで。また次のお話で会いましょう。