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いつ聴いても泣ける曲

曲のイントロが流れただけで、涙が出てきそうになる曲があります。

kiroroの『未来へ』

この曲、何かあった時に自分から聴くのではなく、偶然耳にすることが多いのです。

結婚し、東北に引っ越すため仕事を辞める私の送別会で、部署の人たち全員で歌ってくれました。

ほら 足元を見てごらん
これがあなたの歩む道
ほら 前を見てごらん
あれがあなたの未来

未来へ向かって
ゆっくりと歩いて行こう

仲間が背中を押してくれました



そして、嫁いでから7年後。
あの東北の大震災。


息子は幼稚園の年中、娘5か月。
不安の毎日。
2週間後、東京の実家に私と子供だけ避難。

夫は、自分の両親がいるため残りました。

5月の連休に、夫が車で迎えに来てくれました。
その帰り道、車の中でこの曲が流れてきたのです。

ほら 前を見てごらん
あれがあなたの未来

未来へ向かって
ゆっくりと歩いて行こう

不安しかなかった私
またまた背中を押してもらいました


色々な思いがこみ上げてきて、涙が止まりませんでした。





その年からまたまた7年後。

息子の小学校卒業式。
入退場曲でこの曲が流れてきました。

母がくれたたくさんの優しさ
愛を抱いて歩めと繰り返した
あの時はまだ幼くて意味など知らない
そんな私の手を握り
一緒に歩んできた

夢はいつも空高くあるから
届かなくて怖いね だけど追い続けるの
自分の物語だからこそ諦めたくない
不安になると手を握り
一緒に歩んできた

その優しさを時には嫌がり
離れた母へ素直になれず

母親はみんな泣いていたと思う


未来へ向かってゆっくりと歩いて行こう

先生から子供たちへ



本来は、子供から親への感謝の歌かもしれませんが、未来への期待と不安を背負って巣立っていく子供たちに向けての先生からのメッセージも含まれていたと思います。


同じ曲なのに、聴く時々によって感謝の歌になったり応援歌になったり。


不思議ですよね。


昔より今の方が心に染みる気がします。



今年も3月になると、あちこちでこの曲が流れているかもしれませんね☆








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