自転車事故とヘルメットについて
令和5年の交通事故統計をみていると、自転車乗用者の死者が頭部損傷によが原因であるという。
|頭部損傷による死者数
自転車乗用中死者の損傷主部位としては「頭部損傷」による死者が多かった。
24時間以内死者数では5割以上、30日以内死者数では8割以上が頭部損傷だったという。
過去5年間(令和元年から令和5年まで)の累計でも頭部損傷は同様の傾向にある(下グラフ参照)。
|致死率高い頭部損傷
頭部損傷の死者が多いが、交通事故統計をみると、自転車乗用中の交通事故死者のヘルメット非着用者も多いという。
ヘルメットを着用していなかった方の致死率(注)は、着用していた方に比べて令和元年から令和5年までの5年間の合計で約1.9倍高くなっています。
(注):「致死率」とは、死傷者数に占める死者数の割合をいう。
|ヘルメットを着用しよう
道路交通法が改正され令和5年4月1日から全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化になっていますよね。
「努力義務」というのでヘルメットを着用しない人が多いのかもしれないが・・・。
結局のところ自分の命を守ることになるので、正しくしっかりヘルメットを着用することが必要ですね。
|自転車事故は他人事ではない
自転車を利用者する人は、まさか自分が交通事故の当事者になることはないと思っているかもしれないが、交通事故はいつ起こるかわからない。
まして、近年の状況からすると、自己転倒事故が増加していることを鑑みると一層ヘルメットを着用すべきですね。
普段から自転車に乗るときには「ヘルメットを着用」して頭部を保護するようにしましょう。
|ヘルメットは正しく着用を!
交通事故の被害を軽減のためには、頭部を守ることがとても重要。
そのためには、SGマークなどの安全性を示すマークの付いたヘルメットを使い、あごひもを確実に締めるなど正しく着用することが大事です。