伝統産業と伝統工芸と伝統民芸
有田焼は伝統産業といわれています。
これが有田の焼物に関わる人々の矜恃。
『産業』
であること。
そのためには作家の集まりではできません。
ちゃんと雇用を生み出し
職人を育成し
材料、原料の確保から販売までの
一貫した製造販売の流通の機能が必要です。
お土産のような民芸品ではなく
「製品」を供給できるシステムが残ることが大切。
400年の歴史の間有田は何度も危機に瀕してきました。
そのたびに復活し、今に至ります。
今回の新型コロナ危機はどうでしょうか?
多くの工場が月曜日と火曜日のみの稼働だと聞きます。
元職場の窯元では絵付けの職人が
成形(形を作る)に回されているとも聞きます。
本当にこれで大丈夫でしょうか?
モノを作れなくなったら
産地ではなくなるのではないか?
密かに私は危惧しています。
有田はどこに向かうのか?
どこに向かうべきなのか?