【読書メモ】拝啓 人事部長殿
私のような氷河期世代でマッチョ感の残る昭和人間が、このタイトルを見ると「働きにくさへの提言だろう」と思ってしまいます。
そうではありませんでした。
本書は、「会社は本来、人々を幸せにするためにあるのに、働く人々は閉塞感を感じてしまう。それを何とかしたい。」そんな真摯な思いからつづられた日本全国の人事部長への手紙です。
先人たちも苦労してきた人事のあり方著者は、ただ思いをつづるだけではありません。自らが感じた閉塞感への疑問をそのままにせず、日本の人事の仕組みについてその歴