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ヨーロッパ的な本

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私の主観なのですが、ヨーロッパ的な本を集めました。
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#全体主義

予想を完全に覆す結末に衝撃を受ける「NSA」

<SF(7歩目)> 予定調和型のアメリカ・日本的でなく、ヨーロッパ的な結末に衝撃を受ける…

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多くのSF・文学に影響を与えた「一九八四年」

<SF(136歩目)> 超有名作品です。世界が不穏になると常に読まれる作品、オーウェルさ…

読書ノーツ
3か月前
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オーウェルさんはやはりとても鋭い「全体主義の誘惑 オーウェル評論選」

<文学(133歩目)> 戦中戦後のオーウェルさんの意欲的な論評です。 全体主義の誘惑-オー…

読書ノーツ
4か月前
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宗教が支配するディストピア世界「2084 世界の終わり」

<文学(120歩目)> ジョージ・オーウェルさんの「1984」を意識しての「2084」で…

読書ノーツ
5か月前
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1936年のナチスに対しての熱狂から学ぶ「この夜を越えて」

<文学(115歩目)> 時代が大きく変わるとき、それは熱狂とともにやってくる。 この夜を…

読書ノーツ
5か月前
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SFの巨匠レムさんの文学作品「捜査・浴槽で発見された手記」

<文学(92歩目)> かつて熱く読んだ作品を、現在のウクライナの問題と紐づけて読む。相変…

読書ノーツ
6か月前
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軽い「愛」と重い「愛」「存在の耐えられない軽さ」

<文学(40歩目)> 母語を乗り越えた作家から、「愛(love)」の重さと軽さを学ぶ。 存在の耐えられない軽さ ミラン・クンデラ (著), 千野 栄一 (翻訳) 集英社 「40歩目」はチェコスロバキアから亡命されたミラン・クンデラさんの代表作。 クンデラさんは、既にチェコスロバキア時代から作家としての地位を確立されていた作家です。 しかし、フランスに亡命して9年目の作品でもあり、「クンデラさん、すごい言語習得力!」と思いました。 「39歩目」で紹介したアゴタ・クリス

卓越したストーリー「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」

<文学(39歩目)> 生まれながらの言語で表現できなかった作家の作品から、才能の発掘方法…

読書ノーツ
10か月前
21

20世紀の陰「トレブリンカの地獄」

<文学(38歩目)> ジャーナリストの視点でのアウシュビッツ(ドイツによるユダヤ人迫害)…

読書ノーツ
10か月前
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運命の糸はつながっている「襲撃」

<文学(30歩目)> 運命の糸はつながっている。「事実は小説より奇なり」はままあること。 …

読書ノーツ
11か月前
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「分断」と「無関心」で全体主義を育てない為に「ポストカード」

<文学(15歩目)> 歴史を辿るって、こういうことなのか!忘れられた記録を掘り起こしてホ…

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