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ロシア・東欧的な本

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私の主観なのですが、ロシア・東欧的な本を集めました。
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#ソビエト

大切な「家族」を考える「ポトゥダニ川」

<文学(19歩目)> アンドレイ・プラトーノフさんの短篇から、「家族」を考える。 ポトゥ…

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ソローキンさんによるロシアの近未来「テルリア」

<SF(156歩目)> ソローキンさんの今までの作品を読まれた方におススメなぶっとんだ作…

読書ノーツ
5か月前
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ワグナー教授最強「アフリカの事件簿: ワグナー教授の発明」

<SF(108歩目)> 100年前のソ連からの不思議感覚のお茶目なSFエンターテインメン…

読書ノーツ
8か月前
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現代社会の問題点が見えてくる「聖なる酔っぱらいの伝説」

<文学(67歩目)> わたしたちは「聖なる酔っぱらい」ではありません。(笑) 聖なる酔っ…

読書ノーツ
11か月前
7

故国喪失者の諦観「果てしなき逃亡」

<文学(66歩目)> 運命の中で、頑張ってみたけれど。自分の居場所を見失った時に。 果て…

読書ノーツ
11か月前
9

アウシュビッツからの帰還記「休戦」

<文学(65歩目)> アウシュビッツから奇跡的に生還できたレーヴィさんの帰還記から、生き…

読書ノーツ
11か月前
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良質なタイムトリップ「嘘と正典」

<SF(41歩目)> 若いみずみずしい才能により、良質なトリップを楽しむ。 嘘と正典 小川 哲 (著) 早川書房 「40歩目」はSFの「1歩目」で紹介した「ゲームの王国」を書かれた、小川哲さんの短篇集。手抜きが一切ない作品集です。 小川さんの作品は、岩波文庫の赤を読みふける時の読後感に似ています。 おそらく、半端ない読書量でポケットにネタが大量に入っているのだと感じています。 どれもすげーのですが、特に3篇を紹介します。 「魔術師」 マジシャンが、SFになるんだ。

人間の救済を考えるSF「ブロの道: 氷三部作1」

<SF(39歩目)> 100年以上前の「ツングース大爆発(シベリアに隕石が落下した)」か…

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何があっても君を守りたい「手紙」

<SF(38歩目)> 「何があっても君を守りたい。」この言葉が切なく伝わる極上の作品から…

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「自由と責任」は安直ではない「眠れ―作品集「青い火影」」

<SF(37歩目)> 他人事ではない。「自由と責任」を安直に考えると、一気にあり得ない世…

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旧ソ連からの正統派SF「ドウエル教授の首」

<SF(35歩目)> 100年前のソ連からの正統派SFエンターテインメント作品を楽しむ。 …

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女性を学ぶ「ソビエト・ミルク: ラトヴィア母娘の記憶」

<文学(20歩目)> バルト三国のラトヴィアから、女性の強さと脆さを学ぶ。(特に、女性の…

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