見出し画像

「AIテクノロジーを活用し”すべての広告主に最高のサービスを届ける”」サイバーエースが挑む新規事業・セールステック事業本部の開発環境や働く意義に迫る

皆さんこんにちは!株式会社CyberACE(サイバーエース)採用担当です。

今回はエンジニアに興味がある方向けに、サイバーエースで最近立ち上げられたセールステック事業本部の対談企画を実施しました。採用担当の柏原が、取締役・AI Tech事業統括本部責任者の新敬太さんと、開発組織の責任者である杉澤貴哉さんにお話を伺いました。


立ち上げ背景や現在行っている事業内容をはじめ、開発環境やセールステック事業本部でエンジニアをやる意義まで幅広く深掘りしているので、ぜひ最後までご覧ください。


PROFILE

新 敬太(あたらし けいた)

2010年に新卒でサイバーエージェントへ入社。インターネット広告事業本部にて8年ほど広告事業に従事する。2018年、営業担当役員としてサイバーエースの立ち上げに参画。2023年10月には新規事業を行うAI Tech事業統括本部を設立、責任者を務める。

杉澤 貴哉(すぎさわ たかや)

2014年にサイバーエージェントへ中途入社。広告事業本部のプロダクト開発部署であるオペレーションテクノロジーディビジョン(以下、オペテク)にアサインされる。2023年4月よりサイバーエースと共に開発を進めるようになり、現在は開発本部の責任者を務めている。


設立5年目で新規事業を立ち上げた背景

柏原:

改めまして、本日はよろしくお願いします!まずは今回、セールステック事業本部を立ち上げた背景や大まかな開発内容について教えてください。


新:

背景は大きく2つあります。1つ目は、会社のフェーズ的観点からです。

2018年にサイバーエースを創業してからの5年間、メインである広告代理事業は着実に伸ばせている状況ではあるのですが、さらにその5年先を考えたとき、より飛躍的に業績を伸ばしていけるような新しい何かを仕込まなければならないと感じました。「より収益性の高い事業を自分たちで生み出していきたい」という議論もあり、新規事業に踏み出したんです。


2つ目の背景は、マーケット観点にあります。

サイバーエースでは主にこれからデジタルマーケティングに注力されるような成長企業やスタートアップ企業様をメインにお取引をさせていただいているのですが「すべての広告主に最高峰のデジタルマーケティングサービスを届けること」が僕らの目指すところではありつつも、予算の規模感やリソースの兼ね合いでそうもいかないこともあるという課題に直面していました。

事業としてしっかり成立させつつも、組織や予算の規模感を問わずにより幅広い企業様にサービスを届けたいというお題に向き合った時に、顧客対応においてAIやテクノロジーを活用した方が、よりクイックにより精度高く対応できる領域があることに着目し、そういった顧客とのやり取りを自動化するシステムを開発するために事業を立ち上げ、現在に至っています。

杉澤:

これまで人が行っていた仕事の一部をAIが担うことにより、さまざまなコストが削減されます。今回の開発は、当初の狙いであった「これから5年先のサイバーエースの業績をより飛躍的に伸ばすこと」の一翼を担うのではないでしょうか。

開発環境とチームの雰囲気は?

柏原:

現在、セールステック事業本部はどのような開発環境なのでしょうか?


杉澤:

チームメンバーは基本的にリモートで活動しています。事業部のイベントなどがあるときは渋谷のオフィスに出社することもありますね。

エンジニアにとって開発環境はとても重要なので、パソコンについては希望するスペックのものを貸与いただくことがほとんどです。ツールについても同様で、開発に必要であれば申請などは必要ですが割と自由に利用できます。


柏原:

開発を進めるにあたり、取り入れている手法などはありますか?


杉澤:

明確に採用しているフレームワークは無いですが、スクラムの一部を取り入れて開発をしています。

毎日同じ時間にメンバー全員(プロダクトマネージャー・エンジニア)で朝会を実施しており、Slackのハドルで画面共有しながら、進捗の共有や差し込みタスクのアサインを行っています。

そのほか週1のミーティングでは、開発ロードマップとの擦り合わせ・タスクのアサインを行っています。GithubProjectsでタスク管理をしているので、画面共有しながらタスクを動かす形で行っています。こちらも朝会と同様にSlackのハドルで実施しています。

サイバーエースのセールステック事業本部は比較的大きい粒度でタスクが振られるところが特徴です。僕自身、チームとして納得のいくアウトプットを出すことが重要だと思っています。そのため、「ざっくりとこういうことがしたいんです」とタスクが下ろされたとしても、個人に任せて終わりではありません。「どうすれば実現できるのか」をメンバー全員で考え、より良い実装方法を探っています。

具体的には、プロダクトマネージャーにエンジニアからヒアリングする形で仕様を固めていきます。次に「システムにどのように適用するか」をデザインドキュメントにアウトプット、その後実際に実装してプルリクにします。これらそれぞれのフェーズでメンバー全員で適宜レビューしてすり合わせながら実装しています。

MacBook Pro2021 14インチ、チップ: Apple M1 Max、メモリ: 64 GBを使用しています
(杉澤)

柏原:

セールステック事業本部のメンバーは基本リモートでありつつも、対面で顔を合わせる機会が月に1回あると聞いています。これには何か特別な意図があるのでしょうか?


新:

先ほど杉澤からもありましたが、セールステック事業本部は「要件をガチガチに固めて、あとは実装していくだけ」という開発の進め方ではありません。エンジニアとビジネスサイドのメンバーが一緒にブレストしながら要件を固めていくという側面もあります。


もちろんリモートでもできないことはありませんが、対面のほうが意見を出しやすかったり、細かいニュアンスをすり合わせる上ではやりやすさを感じますし、メンバー同士の関係性の質を向上させ、良いプロダクトを作るために妥協なく本音をぶつけ合いたいという思いもあり、月に一度くらいは直接顔を突き合わせて話したいよねといった意見を踏まえて、今の形になりました。


柏原:

開発そのものだけでなく、チーム作りの観点からもさまざまな工夫をされているのですね!現在のチームはどんな雰囲気ですか?


杉澤:

和気あいあいとした雰囲気なんじゃないかなと思っています。


新:

そうですね。まだコンパクトな開発体制なこともあって、1人1人の距離感も近く、時には冗談も言いながらワンチームで楽しくやっている感覚もありますし、一方で一つのことを突き詰めて考えるのが好きな職人タイプが多いので、開発においては各々がしっかりと自分の意見を持って活発に議論できる良いチームです。

“開発は顧客への価値提供”という本質を追い求めていけるエンジニアに


柏原:

「セールステック事業本部のエンジニアに求める人物像」について教えていただきたいです!

新:

要件を一緒に作っていくところも含め、「柔軟に対応できる方」を求めています。「指示されたものを満額回答で実装します」というよりは、「お客さんにとっての価値は何か?」最終ゴールに向かうためにはこんなアプローチでも良いのではないか」といった意見を主体的に出してくれるエンジニアの方だと最高です!

杉澤:

開発の目的を正確に捉え、そこに向かって努力できる方であれば嬉しいです。また、エンジニアは一つの高度な技術だけを突き詰める人が多い傾向がありますが、それよりも広い視野で全体を見ている人のほうが今のチームにはマッチするかなと感じています。

開発しているものがSlackBotを用いたアプリケーションであるため、バックエンドエンジニアのみで開発しています。専属のインフラエンジニアはおらず、チームでインフラ環境のメンテナンスも行っています。インフラ領域もチャレンジしていきたいと思うエンジニアはマッチすると思います。

セールステック事業本部を立ち上げるとき、「開発組織のポリシー」としてGTO(Goal,Team,Open)を掲げたのですが、やはり今のチームカルチャーはここが根幹にありますね。チームを大事にしつつも、個々でも最大限の力を発揮して引き上げていこうという思いが強い方が働きやすい場所なのではないでしょうか。

生成AIの活用による自動化で顧客に最高のサービスを届ける


柏原:

最後に、サイバーエースのセールステック事業本部でエンジニアをやる意義についてひと言お願いします!


新:

サイバーエースはサイバーエージェントの戦略グループ会社として、日本最高峰のインターネット広告ノウハウを活かしつつ、最先端のAI技術をいち早く取り入れ積極的に活用しています。

実際に営業活動もしていく中で、良いサービスを持っていてもマーケティングが課題でうまくユーザーに届けられていない、という企業様は本当にたくさんいらっしゃいます。サイバーエージェントグループの知見を最大限に活用しながら、全ての広告主の課題を解決し、ひいては日本経済の発展に寄与していくことが、このプロダクトの意義であり、本質的な価値です。そこに携われることはエンジニアとして大きなやりがいにつながると思っています。


杉澤:

AI活用による完全な自動化はユーザーにとってロボットと対話させられているという心理的なコミュニケーションの隔たりを感じやすくなります。そのため全てを生成AIにやらせようとせず、適切な箇所で生成AIをシステムに組み込んでいく事でユーザーとのコミュニケーションを円滑にする事が重要です。今このタイミングで生成AIのプロダクト活用に携わるのはエンジニアとして技術的に大きなやりがいとなるのではないでしょうか。

杉澤(左)と新(右)

新さん、杉澤さん、本日はありがとうございました!






この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?