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47才のキャンパスライフ 〜慶應一年生ミュージシャンの日々〜 60「休むことについて」
秋学期に組んだ履修では二週間に一度、オンデマンド授業のみの日程があり、その日は普段に比べてレコーディングや撮影などが出来る時間があるので、えーい今だー!一気にやっちゃえー!という感じである。先日もそのような一日があり、録音を大いに進める予定だった。だった…が!
つ、つ、疲れとる!!
と開始してまもなく疲労を感じ始め、内容も締め切りがあるような種類のものではなかったので、その日は早々と回復の一日に切り替えた。回復のためにどうするかというと、それは親の仇のように寝る事である。寝て寝て寝まくる。英語ではSleep offというそうだけど、まさに眠る事によってこびりついた疲労を払い落としているという感覚がある。実際今回はまあ無理して頑張ろうと思えば頑張れるかなという位の疲れだったんだけど、早めに回復しておいた方がこじらせて数日ダウンするよりも結局効率が良いだろうと、そういうとなんかそれっぽいけど単に早く休みたかっただけかもしれない。いなめない。
ちなみに僕は普段できるだけ「風邪ひいた!」や「寝不足だ!」や「こんな事があって悲しい!」など、どちらかといえば後ろ向きな事は発信しないようにしてきた。特に強がっているわけではないんだけど、まあそれを世間様に言ったところでほとんどの方にとって「知らんがな」であろうと思うし、事態が好転するわけでもないからだ。
だけど、そうやってるといつからか
「毎日ものすごく頑張ってますね!」
「いつ寝てるんですか?」
などと言われる事が増えてしまった。
いやいや、全然頑張ってないし、寝まくってる事もあるんよー!という気持ちが芽生えてきて、これはなんか詐欺じゃないかという気もしてきて、今回は休むことについての方針を書いてみようという気になりました。
睡眠に関して言えば、毎日決まった睡眠時間を取るという事が昔からできない。それは一年の中で気持ちがアクティブな時期とそうでない時期のサイクルがあって、アクティブな時はどうしても起きちゃって睡眠時間が短くなり、逆の時は逆になってしまうからだ。今は大学に通学しているから起きる時間はある程度一定しているけど、それでもアクティブな時は「二限の前にYouTube動画撮っちゃいましたー!」みたいになるし、そうするといわゆる睡眠負債は溜まっていって、今回みたいに一気に返済することになる。
で、回復のためにどれくらい眠るのかは身体に聞く事にしている、具体的にはベッドの中で目を覚まして、本を読んだりするなど覚醒系の行動をしても、5分以内に再び寝落ちしてしまう場合はまだまだ寝る必要があると考えてぐっすり寝る。
それを繰り返し何度目かの覚醒で、どこからかドラクエで宿屋に泊まった時のメロディが聞こえてくるくらい爽快に回復する。HPもMP(ってなんだ)も満タンでまた明日からやっていけるわけである。
しかし人間はまあ現金なものというか、やらなくてはいけない事がある時は多少無理をしていても元気でいられるものなんですよね。なので大きなイベントがあって準備をしている時は「これが終わったら、次の休みは遊ぶぞー!! あれもするしこれもするぞー!」なんて悠長に考えているが、実際にその日になるとしっかり風邪をひいてしまう。計画はわやである。それでもイベント当日にダウンするよりは勿論良いので文句は言えない。でもドラクエIIIも全然始められない。二兎は追えないものである。
ドラクエIIIに関しては実況してくださいという熱いご要望も頂いているので、近日始めるつもりです! いえい!