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何者にもならなくていい

人間生きていれば誰しも理想や目標がある。若いから今ならいくらでも夢を見れるとよく言われてきたものだが、個人的には夢を見るのに年齢は関係ないと思う。

たとえば、外見的な面で言えば憧れの人を見てかわいくなりたい、かっよくなりたいと思うこと。内面的には尊敬されたい、愛されたい、何かで1番になりたい、など。他にもお金持ちになりたいとか、結婚したいとか、海外で働きたいなどの社会的な欲求も含めて、人間はある程度自分の未来に期待して生きているのだ。

しかし、この期待が行き過ぎるとたまに現在の自分がとてつもなくちっぽけに見えることはないだろうか。
人間が人間らしく生きるためには目標や理想はとても大切なものだと思う。でも、私は目標や理想に対して努力する過程の方が何十倍も大切だと思う。

結局人は何者にもなれない。どんなにお金持ちで有名になってもその人にとってそれは過去に思い描いていた何者なのか。

私は人生にゴールはないと思う。常に悩み、自分の中でのある程度の矛盾と葛藤しながら1番大切なのは今を楽しむことだ。

また、逆に目標や夢がないと思う人で毎日が退屈だなと思う人にはぜひ勉強をしてほしい。久しぶりに歴史や英語など学生の頃の教科書を取り出して読むと楽しい。ふらっと本屋に寄って好きな本を読むのもいい。今得た知見はいつか役に立つ。そう信じて学問や文学に触れるのはすごく自分の好奇心を掻き立てると思う。

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