痛みの裏には諦めてなかった願いがあるんだ

今日の学びのアウトプット

痛みと根本的な願いは表裏一体

コーチングの中で、
自分自身の怒りについて掘り下げた経験を話した。

話した内容は2つだった。
・自分の中の引っかかりポイント(思い込み/信念/固定観念)が
 怒りを起こすきっかけになっていることに気がついたこと。
・怒りに蓋をせずに何度も感じ切ったことで、捉え直しができ始め、心が穏やかになり、落ち着いてきたこと。

これは、いわゆる「想念の手放し」の話だと捉えていたが、
フィードバックの中では、また新しい視点を得ることができた。
それが、

・痛みを伴わなければ生じていなかった願い、
気がつくことのなかった願いがあること。

傷の痛みに何度も触れて感じ切ることで
痛みがある自分も、自分の一部となっていくこと。
痛みがある自分も、願いがある自分も
受け入れられるようになっていくこと。

例えば私の場合だと、
怒り(=痛み)を感じたときに、
その裏では相手に対して
・感謝して欲しかった
・頑張りを認めて欲しかった
という願い(=期待)があった。

それは、
手放していい思い込みと捉えられる一方で、
これまでの自分の経験の中でこしらえられた古傷でもあった。
古傷の内側には、
・感謝して欲しい
・頑張りを認めて欲しい
という、願いが隠れていた。

古傷をかばいながら(信念という鎧を着ながら)、
その奥に諦めきれない願いをずっと持っているということに
はたと気がついて、
健気な自分を見つけたような気がして
「そんな自分も、自分の一部なんだ」
少しだけ、仲間に入れてあげられたような実感があった。

このところは、想念=手放すもの という感覚だったが
もう少し、自分に寄り添ってあげてもいいのかなと
優しくしてあげてもいいのかなと
思い直すきっかけになった。



コーチから勧められた書籍
『ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー』

メンタルモデルとは、由佐美加子氏が1000人を超えるセッションを通して得られた、人間がその生き方を制御しているプログラムのこと。

〜中略〜
(書籍のテーマは)心の奥にある「本当の痛み」を見つめること。
じつは、人間は、この「本当の痛み」を感じないよう、その痛みを「克服」しようと仕事に打ち込んだり、あるいは「逃避」したりして、人生を費やしています。
〜中略〜
この痛みを回避せずに感じることで、自身のメンタルモデルを理解し、「自分が本当に求めているもの」に気づき、やがて、あるがままに生きることができる、と言います。

amazon書籍紹介ページより

痛みを回避したり、本当に求めていることを得るために、人がどんな行動パターンやものの見方をするのかが、緻密に分析されている本、ということでした。
自分の痛みの捉え直しだけだなく、人のもつ痛みにも寄り添える視点が持てるようになるという、おすすめの書籍です。

私も早速購入しました。
ご興味のある方は、一緒に読んでみませんか?


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