第63詩 喫茶店デート
あなたは 真顔で冗談を飛ばしては
次の瞬間 弾けて笑う
眉間に三角のシワを寄せては
ポジティブに 世の中を嗤う
ああ 初デートで
向かい合って お茶だなんて
私にはハードルが高い
上手いこと云えず
言葉少なで
ただ 相槌を打つことしかできない
そんな私を
どうか 嫌わないで
あなたを 嫌っているとか
思わないで
カップを持つ手が
コトコトと震えているのが
愛のしるしなんだよ
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(挿絵はフリー素材です)
初デートのことって覚えてますか?
私は緊張して大爆発起こしそうで、変なこと喋りたて、未だに後悔しかありません……。