令和6年も今月で半分すぎます。夏越の祓して水無月食べてあと半年頑張りましょう!
水無月=6月は、1年の折り返し地点に当たる季節で、旧暦では7月から8月の真夏のころになります。新暦では6月、丁度梅雨に入るので感覚的には、どうにも馴染めない月の名前です。でも今年の半年間の厄払いをする夏越の祓は6月末に神社で行われるので、どう考えたらいいものか悩ましいです。
夏越の祓の代表的な行事は「茅(ち)の輪くぐり」で、神社の参道などに大人の背丈ほどもある大きな茅の輪が設けられているのを、見たことがある人もいるでしょう。この輪を和歌を唱えながらくぐりお参りすることで、半年間の穢れを払い、無病息災や家内安全を願うという行事です。くぐり方は各神社により違い、大まかには横倒しの「8の字」を描くように、一周目は左足からまたいで左回り、二週目は右足からまたいで右回り、に和歌を唱えながら三回まわり、最後に左足からまたいで左回り、そして、正面からお辞儀をしまっすぐくぐって、神社に参拝するというのが大まかに伝えられているところです。そのくぐるときに唱える和歌も様々なようで、一つには「水無月(みなつき)の夏越(なごし)の祓(はらえ)する人は 千歳(ちとせ)の命延(いのち の)ぶといふなり」「蘇民将来」「蘇民将来」「蘇民将来」と唱える。その地方や神社で作法は様々あるようなので、興味のある方は神社のHPなどで調べてから茅の輪くぐりをされるのがいいでしょう。私は、この手のものは、あくまで人それぞれの信心だと考えます。本当に千歳の命まで生き延びるのは、怖いですし…
ところにより、神社では「人形代(ひとかたしろ)」という人の形をした紙に息を吹きかけ、その人形で体をなでて穢れを移し、それを川や海に流すというお祓いも行われているそうです。これはとても興味深いのですが私は、見たことがありません。「身代わり不動」という厄を逃れる不動尊や神社のお守りがあったりはします。
令和の世に江戸時代からの風習に興味を持ち生き方を「なぞる」か「まなぶ」ことをしたいと思うのは、私が日本人で、意識しないまま仏教思想が根底にあるからなのでしょうか?
そういえば、と考えてみてください。師走の行事、年始めの初詣などの行事「ひな祭り」や「端午の節句」「七夕まつり」や「菊の節句」日本の風習は、とても不思議で神秘的です。
こんな日本の風習に触れるのも新鮮であり、歴史を感じ、日本人を感じることができます。日本人でよかったなと思う時でもあります。
今年もあと半分日本の古来からの風習や行事などを習いながら行いながら日本人の神秘的で愉しい生活を送りたいです。