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|旅行・日誌|旅順香港旅行的始末記私記。ほんのチョットだけでした………。


「ツェンマーラーイェンスイィェ、わらびもち、ウォーニーマーわらびもち。」


いきなりですが、10月の初頭に、香港に旅行に行ってきました。

まぁ、近場で今まで行こう行こうと思っていながら、行けなかった場所に行こうと思って
いて、香港って、今まで縁がなかったと言うか、そんなこんなで、2泊3日で旅行して来ました。


・海から見た香港の都市群・


・近未来的高層ビル群と香港の組み合わせ・


上の太字の中国語、香港語は、着いた飛行機から一緒に降りてきた香港の白髪のジイサンが、話していた言葉です。詳しくは分からないが、日本に憧れがあり、日本のわらびもちを買ってきた喜びを表していて、ワシのわらびもち大丈夫なんだろうな?と言ってるんだと僕は直感で理解しました。

わらびもちって夏場の暑さを、癒やすための冷たいものであり、昔は野草のわらびから作った、デンプンで出来たそんなもんで喜ぶなよ、と思いました。

特にこれと言った目的の無い、無目的な海外旅行でしたが、前から少し興味のあった香港
を体感出来て、少しの発見があって、興味深い旅でした。

基本、ホテルの予約を失敗してしまい(香港の宿泊手配は、ハッキリ言って難しい。)香港国際空港での、たまに夜にうたた寝の、寝はしないがの二泊の旅行でした。


・空港内のガオルンセンの思い出・


・安っぽさがたまらないかつての九龍城・



着いて目的を決めたと言うか、香港故宮文化博物館で開催中の、北京の紫禁城の展覧会の
鑑賞を決めました。

紫禁城のプロジェクターマップで、主に明の歴代の皇帝の寝所、王としての政務の場所、その後宮(ハーレム)の場所、位置、王子たちの住んでた位置、紫禁城を守る護衛隊は城門の何処から入ってどう移動したかの路線図、等など、撮影は無理でしたが、とても興味深かったです。

王宮の入城の際に鳴らされる豪勢な作りの、左右一対の銅鑼や、縁起の良い一対の鶴や、象の水差しの大きな置物。紫禁城であった様々な出来事、熊が入ったので衛兵が対処したの中国画、中国の周辺諸国からの朝貢の絵(朝鮮、象に乗ったタイからとおぼしき使節達、様々な国からの紫禁城への朝貢の中国画)…………。

明の永楽帝の巨大な肖像画も展示していて、皇帝が着用した様々な豪勢な衣装、いわくパオの藍色、黄色様々なパターンが展示してました。

中国人が古来より大好きな翡翠・ヒスイの指輪、これは皇帝が何かの執務につく際の身につけるべきものであり、金の塗料でヒスイの板に書かれた文章の類もたくさん展示してました。

普通、中国の皇帝って、肖像画を見ても分かるとおり、布の被り物をしているのが大半なのに、王冠が展示してました。オドロキ!!それも黄金の。その形はペルシャ、インド、タイなどの影響が見て取れました。

とまあ、色々と述べるときりがないので、この辺で終わらしますが、結構、見てて、発見
と、面白さはありました。


・中華の古代の英雄像・


・紫禁城の秘宝へといざ!!・

基本、香港国際空港中心の滞在でしたが、九龍や、香港らしいチムシャツオイ、なんかにも地下鉄でぶらりと街歩きをしました。

チムシャツオイから、見た香港の町並みはビルが立ち並び、白人、中国人、アラブ人、インド人、アフリカ人、らが町中に溢れて、人種のるつぼ。例えて言うなら治安の良いニューヨークといったところかな?


かつて存在した悪名高い九龍城、ガォルンセン、の跡地の市場にも行きたかったですが、寝ずの旅だったので諦めました。

その九龍城の面影を残すチョンキンマンションにも行きたかったですが、結局あきらめた。いわくレトロでロートルで不便で、エレベーターが三十分たってからやって来る。そのあいだにコーラ買って、気ままに待つ。この不自由感。インド人のカレー屋さんが多数入り込み、薄暗く治安が悪そうなインチキ臭い、かつての九龍城を思い起こす、それが香港人にはたまらないとか?また、客引きも多い。バカ高い宿泊料金ふっかけてきたりする、そういうのも嫌なので、2日間寝てないので疲れるので行くの諦めました、結局。

そこで駅から上がってすぐのファッション・
ビルの地下で彷徨っていると、香港の店の若い男性にあこがれの目で見られました。まぁ地球の歩き方のガイドブック持ってたから、漢字ひらがなの本なので、日本人だと分かったのでしょう。今もアジアの日本に対するあこがれって未だにすごいんだな、と感じ入りました。

チャーチャンテン、日本で言うファミレスに
も行ってきて、そこで豚肉カレーを頼んで食しましたが、中華の気味あふれる、変わったカレーでした。スパイシーな甘い日本のカレーとは違って、色も緑色でした。米も香港米とインド米の真ん中くらい。豚肉も骨付きで、私は初めてフォークとナイフとスプーンでカレーを食しました。食後はユンヨンチャー。コーヒーと紅茶のミックス。複雑な感慨のある味わいでした~〜〜〜〜。

いわゆるB級グルメの香港ですが、日本にもあるセブン・イレブンで、香港の様々な飲み物、ドリンク類も面白くって色々と試し飲み
してみました。かわいいアヒルが中国の山水画の背景で生活をしてるパッケージの飲み物
。杏仁と書いてあるので杏仁豆腐的だろうと
飲んでみたら、杏仁と豆乳を混ぜたもので、
うまくもないが不味くもない、そんなものでした。同じシリーズでマンゴーと何か分からないがオレンジ系の果物の混ぜたもの、これは結構ウマシ!!違うものでは赤いサンギシと漢方の食材を混ぜたジュース、これはチョット複雑?日本に対して憧れがあるのか、基本中国語表記だけど日本語で日本で作られましたと部分書いてあるサンドイッチ。等など結構面白かったですよ~。

空港の日式ラーメン屋。見た目、日本のチャーシューメンだけど、食べてみたら中華の味わいの、全く別物の味がしたり、変わってて
オモロイ。会計の際、店の兄ちゃんに大金渡してしまい、香港ドルと日本円の差が分かりませんと言って笑われたり、色々ありました

最初のうちは中華圏って、初めてだったので
中国漢字に戸惑い、馴染めなかったけど、漢字の羅列にも最後の方には慣れてきて何となく理解は出来るようになりました。漢字アレルギーが治ったというか。お陰で最後の方では香港の地下鉄にだいぶ慣れた!


2泊3日の短い旅でしたが、何となく香港と言うものが感性で体得できたような………?

香港人、みな小銭を稼ぐためにセカセカ立ち働いている。正直、旅行者にとって長くは滞在しないところだな、と感慨をえました。

B級グルメにもそれは言え、S級、A級、C級
、を狙わずに、あえてB級の文化に愛着を持ち飽きるくらいそれを続ける。金に対して拝金主義的な欲望を楽しみつつ、ようはマンネリを繰り返してそれを愉しむ。そこから香港の清いプライドありきと!!。その背後にあるのは、やはり中華、数千年の一つの王朝の中でも権力争い、足の引っ張り合い、引きずりまくった末の残ったマンネリを続ける中華の胃袋の巨大さにあると、僕はしみじみ感じ入りました。


 ウォー・アイ・ニー・ホンコン!ってね

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