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Pick Up ……ことばを拾う。

その夜、多くの子供たちが洋太のように賢者の石を封じ込めた。
カッちんのようにすべてをあきらめ、マジックブラックを恐れて部屋に閉じこもり続けることを決めた。
みのちんのようにジバクを試みた。
さとるのように呪いの外に出る戦いを続けた

そしてまた、たくさんの子供たちがあきらのようにすべてを忘れ、元のように遊び始めた

その夜、無機の王は彼ら一人一人の前に本当の姿をあらわした。彼らはみな、確かに王の姿を見たのだ。
勇敢に戦った者の名前を、王は決して忘れることがない。
いつか必ず、無機の王は彼らひとりひとりを
召しかかえにくる………………



   |ノーライフキング|・いとうせいこう著

    読感・時代は過ぎてもこの呪われた        
    ゲーム・ノーライフキングを巡る児 
    童文学のシニカルさは色褪せない…
    と、今でもボクは思います………。 み
    なさんも読んでみて!!   
       

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