見出し画像

独男の七夕🎋

ゆーくんといーちゃんは町の
七夕祭りの会場へと足を運んでいた。

ゆ「かきごおりー!かきごおりー☆」
い「おこぢゅかいちゃんともってきたね?
こんやはたのちーたなばただー!」

ゆい「ささのはさらさら~おちばにゆれる~
おほしさ~ま~きーらきらー、きーんきーん」

ゆ「かちあってたっけ?」
い「わたちもわからないや☆」

そ「どこかたばこをふかせる場所はないか?」

ゆい「あー!そうだおにーちゃんだー!!」

そ「ゆーくんにいーちゃんじゃん!
この辺におたばこ吸える場所知らない?
2時間吸ってないんだよー……もう
吸いたくて吸いたくてしょうがないんだ。」

ゆ「がまんちたほうがいいとおもうなー」
い「そうそう。おにーちゃんがまんちよ?」

そ「あー吸いたい吸いたい。我慢できねぇ。
あ"あ"あ"あ"!」パタッ

ゆ「そうだおにーたんたおれちゃった。」
い「いつものことだよ!
あっちにたんざくにねがいごとを
かくこーなーがあるよ!いこいこ!」
ゆ「うん!かきごおりはそのあとたべよ!」

受付のおじさま「さぁいらっしゃい!
織姫と彦星に願いが届くように
沢山書くんだよ!制限無いからねー!!」

ゆ「うーん。なにかこうかな?」
い「わたちはげーむほちいから
ほちいげーむぜんぶかくよ!」
ゆ「くりすますじゃないんだから……」

そ「うぉぉぉぉ!ちちょーと!!
ちちょーとずっとむにむにできますように!
後ろからクンカクンカしたり
前からぎゅーってしたり
いっちょにおふとんでねたり
すきなときにちちょーのいえにはいれたり
ちゅるかんけーになれますよおり!」カキカキカキカキ

ゆい「」

ゆ「……かいたよ。おじちゃん、はい。」パス
い「あたちもかいたからはい!」パス

受おじ「はぁ~い承ったよ!
お祭り楽しんでおいでねー!」

ゆい「はーい!」

ゆ「かきごおりやちゃんは…………」

い「ゆーくんどうちたの?かきごおり
たべよーよ!はやく!はやく!」

ゆ「…………」

クルッ、とてとてとてとて

い「ゆーくんどうちたのかな?」

ゆ「おじさん。もういっこねがいごと
かいてもいいですかー?」

受おじ「はぁい!いいよ!短冊どうぞ!」パス

ゆ「・・・・」カキカキカキ

ゆ「はい!おじさんおねがいします。」

受おじ「承ったよ!ありがとね!」

ゆ「じゃあかきごおりたべよ!!」

後日 祭りが開かれていた公園には
願い事が笹に期間限定で飾られていた。

そ「うぅ……ひっく、グスングスン」メソメソオエツ

「    そうだおにーちゃんと
いつまでもぽかぽかになかよく
すごせたらいいな
                                                            ゆーくん」




いいなと思ったら応援しよう!

「しそ」の人生後記。
もし頂けるのなら税金関係、自炊レシピの 材料代を中心に使おうと考えております。

この記事が参加している募集