kiina/氷川きよしという存在
ジェンダー、多様性、LGBTQ、、、
ここ数年、世を賑わす言葉。新聞や雑誌などのメディアだけでなく、友人や周囲の人との日常会話でも当たり前のように口にするようになった言葉。
ほんの10年前には一部の人々しか真剣に考えてはいなかったのではないか。
かく言う私も、知識として知っているだけで本当の意味で認識し、心向けるようになったのはつい最近のこと。
身近にLGBTQの方がいないので(いや、本当は気付いてないだけかも)ジェンダーの問題や多様性、LGBTQについては紙面の上でのことだけ、今思えば”上っ面だけの”理解。
そんな私が、否応なく向き合い、心向けることになったのはkiina、氷川きよしさんとの出会いがあったから。
有名な、しかも大スターである(実はあまり知らなかったのだけれど)kiinaに、まさに魂を持っていかれ、kiinaの語るジェンダーの苦悩に共に泣き、恥ずかしながら初めて真剣に考えるようになったのです。
テレビを見ない(したがってワイドショーも見ない)私にとってkiina/氷川きよしさんへの世間の雑音を知らず、ほとんどまっさらな状態でコンサートに行き、kiinaの思い、言葉を直接聞いたのは幸いでした。
長い芸能生活を過ごしたkiinaですが、私は全くもって興味が無かったので、
kiinaに対する情報はコンサートでkiinaご自身が話す内容がほとんどなのです。
ここ数年のkiinaの変貌には、称賛の声と同時に中傷の声も多いと噂に聞きます(どんな内容かは調べずとも想像はつきます)
これだけ世の中が
多様性だ、ジェンダーレスだ、と意識が高まっても、
やはりまだその程度なのか、、、
と暗澹たる気持ちです。
ただ、kiinaが語る強く前向きな言葉の数々(コンサートに行かれた方はご存知ですよね)は、一筋の光明だと思うのです。
私自身がそうであったように、ちょっとしたキッカケでおそらく誰でもが、真剣に考えるようになるのです。
ジェンダーで苦しんでいる人について、今まで想像したことすらありませんでした。映画やドラマの中の出来事、全くの別世界の他人事だったのです。
kiinaのファンになり、絞り出す言葉の数々に驚き、初めて自分なりに彼ら彼女らの人生について考えるようになったのです。
正直、世間のすべての人が理解し得るのか分かりません。
でも少なくとも、自分とは違っても
そういう生き方もあるのだ
と歩み寄る必要があるのではないでしょうか。
kiina、貴女の生き方、強さ、めっちゃ好きです!
kiinaと、kiinaのファンの方々に届きますように。
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