【夏体験】これは本場所では見られない「満員御礼!大相撲夏巡業」はファンミーティング
9/8日から大相撲秋場所が始まりますね。その前に夏巡業終盤の大相撲夏巡業城南大田場所に行ってきました。
今回の投稿では今年の夏巡業の様子と魅力を私目線でご紹介したいと思います。
プロローグ
大相撲の地方巡業が東京で開催されるのは3回目とまだ少なく、私は昨年秋巡業に続く2回目の興行観戦です。私の住まいする大田区で連続開催してもらって本当に嬉しいです。
開始時刻(9:00)前に会場に到着しましたが、既にこの通り会場への入場待ちが始まってました!皆様楽しみにしていたんですよね(はい、私も同じく)。
当日の会場と1日のスケジュール
城南大田場所の会場は大田区蒲田にある日本工学院アリーナです。
地方巡業は全国各地で開催されていて夏巡業は終盤に差し掛かっています。
巡業会場の雰囲気
9:00〜10:30
会場1階に降りると土俵上では幕下以下の稽古中、会場内では力士が写真撮影に応じてくれるスペースに長い列が続いています。大関が期待される大の里関にベテラン枠の若元春関は大人気です。
自席につくと家内は早速、お土産にごひいきの力士のタオルを購入しに行きました。
幕下以下の稽古には関取が胸を貸します。周囲では関取の皆さんがウォーミングアップに談笑したりと…何を話しているかとても気になりました。
横綱の稽古は雰囲気が一変
幕内力士の稽古も終盤、横綱 照ノ富士関が稽古がてら後輩力士と胸を合わせます。すると土俵上に集まっていた力士達は一斉に土俵下に降り座って待機になります。
途端に館内は緊張感に包まれ、初見の私だけでなく来場者全員の注目が土俵上に集まります。バシっ、バシっと力士同志のぶつかる音が館内に静かに響き、皆見逃さないよう目を見張っていたことは言うまでもありません。
休憩時間
11:10〜11:50
お楽しみのお昼時間は運よく見つけた休憩室でいただきました。事前にお弁当は予約していましたが館内ではちゃんこ鍋汁も購入できたり、半券を見せて外にも出入りできます。キッチンカーが来てましたからね。
午後は巡業ならではのイベントが続きます
11:50〜
休憩が終わると幕下の取り組みが始まり若手力士の皆さんの立ち合いの後、相撲甚句、初切と続いていきます。
▪️ 相撲甚句(すもうじんく)
相撲甚句は花相撲、地方巡業で披露される七五調の囃子歌です。のど自慢の幕下力士が関取衆から化粧回しを借りて披露します。
▪️ 初切(しょっきり)
初切は相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する見せ物です。相撲が始まる前に決まり手四十八手や禁じ手を紹介するため江戸時代から行われていたとのこと。張り手が許される相撲ならではのどつきコント風の仕上がりで若手行司さんも一緒に演じています。とにかく笑わせていただきました😄
▪️ 綱締実演
横綱がつけることを許される白麻製の綱をつける様子を見ることができました。綱を先頭に入場、神聖なものとして白だそうです。実演は横綱 照ノ富士関。
▪️櫓太鼓(やぐらだいこ)
場所中の朝に開始時に打つ「寄せ太鼓」と終了時に打つ「跳ね太鼓」があるそうです。朝会場入り口では「寄せ太鼓」が打たれていたんですね。
中入り
13:35〜15:00(千秋楽)
巡業ならではの実演も終わり最大の盛り上がり幕内力士の土俵入りです。髷が結われ、化粧まわしを着用した姿はさながら男芸者です。
▪️横綱の土俵入り
これが今日一番の見どころ、生で見ることができるなんて感無量です。
▪️来賓挨拶、贈呈式
来賓挨拶、主催者から横綱照ノ富士関へ記念品贈呈もありました。地方巡業の興行ならではのプログラムですね。
取り組み〜最後に感想…
この後幕内の取り組みが次々と行われTVで見る関取の取り組みに老練なファンの方々のみならず私達夫婦も大きな声をかけました、また会場はお気に入り力士が登場すると声をかけ各々の名前入りタオルを掲げて応援しました。
やっぱり生で見る取り組みは、体がぶつかる音が半端なくそれが大きいほど歓声が上がるんですね。夢中になるファンが増えるのが理解できます。
実は本日は照ノ富士関の取り組みは行われなかったんです。秋場所ちょっと心配になりました(後日秋場所の休場が発表されました。早く良くなられて元気なお姿を見せてください)それでも土俵入りを間近で見ることができて感激した一日となりました。
ファンの方でも本場所はチケットも取りづらくハードルも高いと思われる方、力士の皆さんと真近で触れ合う機会も得られる地方巡業にいらしてみてはいかがでしょうか。