いかにんじん
スーパーに「いかにんじんの素」ってのが売っていた。
お正月に食卓に並ぶ物でうちの父が好きな物は、数の子と「いかにんじん」。
買ってきてみたら、「作らないのか?」「早く作ろう」と珍しく父が前のめりでうるさかった。
夕べ父が寝た後に、人参をサクサクと切って、水で戻したスルメと昆布と一緒に素で和えておいた。
一夜置いて今日夕飯に出してみたら、「旨い!なかなかいい出来だな…」と言う。
「素があって、混ぜただけだよ」と答える。
初めて作った いかにんじん。
こだわりがあって偏食の父が喜んで食べてくれて良かった。
今年は二人で窓拭きもした。
来年の年末、同じように過ごせるかは分からない。
年越しとお正月、
新入りのヤンチャ猫と共に、二人と一匹で穏やかに過ごしたい。
※いかにんじん=福島の郷土料理、数の子が入ってない松前漬け的なやつ