女性の人生 私編〜現在「45歳の自分探し」〜
女性の人生。
女性の数だけ物語がある。
私は今年45歳。
今日本ならば年長(現在住んでる米国では小1)の息子を育てながら必死でNYで生活している。
三食作り、弁当を作り、洗濯をし、家を掃除し、息子の遊び相手をし、夜ハイボールを飲み、個性的な夫のマニアックで個性的な冗談(本人しかウケないネタ)ばかりの話にノリツッコミをする(彼が望むので、愛?故に応える)。
そして、数えきれないほどフと思う。
あれ、私の人生ってどんなんだっけ?
この問い自体が何を意味してるのかは自分でもわからない。
でも、自分らしさってなんだったっけ?という焦りの気持ちなのかもしれない。
なんだか毎日忙しく、自分の時間、自分の波長で過ごせる時間がなかなかない。
特に、不妊治療を経て、二度死にかけた出産も経て(この時に体調が理由で仕事を辞めた)、子供を産んでからのこの8年は怒涛の日々だった。
今、ただ日常の家事と育児に追われていると、フと自分が何者なのかと考えてしまう。
きっと「私」の生きがい、「私の感性」を感じられる瞬間が今はほとんどないんだと思う。
しかし、人生は長い。
私の祖母は102歳。
まだまだ元気で、全て自分の歯でお肉やうなぎを美味しいそうに頬張る。
私はそこまで長生きするつもりはないのだけど、やはり彼女のDNAを引き継いだ孫なのでそこそこ長く生きるかもしれない。
そうなったら、こんなゾンビみたいな気持ちで生きたくない。
生きて行く以上、楽しいことばかりなんてことは期待してない。
でも、日常のどこかで、理屈抜きに魂で感じる喜びだったり、トキメキをゲットしたい。そんな今後の人生を目指したい。
そして、半年前にはじまったマンハッタンでの生活。
実は、私は人生やり直すつもりなのだ。
ここで何か自分らしく打ち込める何かを見つけたい。
楽しいと思える時間を過ごしたい。
そんな中、ようやくこちらでの生活が落ち着いてきた先月、
とうとう人生で初めての
ピラティス&ジャイロトニック(Gyrotonic)が融合したレッスンを受けれるスタジオに通い始めたのである。
ずっとやってみたかったピラティスに加えて、泳ぐように、もしくは太極拳のように体を自然に動かして筋肉や関節を鍛えていけるジャイロトニックなるものに初めて出会ったのだが、この組み合わせのエクササイズは私にとっても合っていたようだ。
身体を動かしていて、本当に気持ちいいし、全身の筋肉が目覚めて行くのを感じる。
明らかに姿勢も良くなった。
身体中が目覚めると、心の扉も広く開いて行くように感じる。
よしよし、これを皮切りに、もっと趣味も見つけていくぞ。
この年齢の私にとっての「今後の人生」は、既に老後をいかに生きるかを考えることになりつつある。
でも、今の60歳ってすごい若い。もはやいつからが老後になるのだろうか。
まだ人生の折り返し地点に立ってるかも定かでない。
人生は長い。
しっかり自分を見つめて、確立し直さないと。
この後の人生は、たくさんの笑顔でいられる私でいるために。
過去の自分ではなく、「今の私」が、これからの私を作っていけるだから、ウジウジしてないで意識を前に向けて行くことを忘れちゃいけない。
📷写真は我が家の窓から見えるマンハッタンの朝焼け。