【愛し恋詩】あなたを好きになった日

あなたを好きになった日が
何月何日なのか覚えていない
気がついたら好きでした

あなたを好きになった日は
ひどく寒い日だった気がする
あなたに会った日は冬だったから

あなたを好きになった日は
あなたは笑っていた
あなたの素敵な笑顔に惹かれました

あなたを好きになった日は
あなたは悲しそうな顔をしていた
訥々とまっすぐに僕を見て
心配してくれた

あなたを好きになった日は
あなたは怒った顔をしていた
人のために本気で怒れる
優しいあなたを好きになりました

あなたを好きになった日は
あなたはまた笑っていた
あなたに楽しんでもらえるように
いっぱい冗談を言いました

春の暖かい日差しの下で
花見の話をした時も

夏の刃物のような日差しの下で
日焼けの話をした時も

秋の冷え込む風の下で
赤く染まった山を指さした時も

冬の雪に閉ざされた帰り道
気をつけてねと声をかけてくれた時も

あなたを好きになった日は
あなたを好きになった日は
小さなきっかけが積み重なって
いつから好きなのかわからない

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