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『NHK短歌2024年12月号』に私の投稿短歌を二首掲載していただきました。
瓢箪の赤い帯締めゆらゆらと母の耳掻く姿見る午後
そういえば、耳かきって「家」でしかしないなーと思って、母の耳掻く姿を思い出して詠んだ歌。
#短歌写真部は、掲載の一ヶ月前に、確認のメールがくるのですが、たぶん、左下のちっちゃい写真だろうな、と思ってました。
でも、雑誌を開いてびっくり。
でか!
家のこたつの天板と、瓢箪の飾りのついた百均の耳かきがドアップで写っています。
きみどりの瓢箪に、赤い紐、というフォトジェニックなカラーリングに感謝です。
カン・ハンナ部長から心温まるラブレターもいただき、嬉しさでいっぱいです。
ありがとうございました!
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風ふれる香りがふれる千里香ドア開けて秋白杖のひと
千里香(せんりこう)とは、金木犀のこと。
金木犀の何か他の言い換えはないかと検索し見つけて採用しました。
想像短歌です。
目の見えない方の感知する世界に前々から興味があります。
目が見えないと、たぶん、空気や香りが「触れて」くるという感覚が大きくなるのだろうな、と想像しました。
川野里子先生には続けて佳作に採用していただき、感謝でいっぱいです。
ありがとうございました!