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大人の社会見学(石見銀山)

石見銀山に行くのはこれで2回目。

前回は自転車で
龍源寺間歩(まぶ)まで行って、
間歩(坑道のこと)の中を歩いて、
町並みと代官所後などを見た。
と言うお決まりのコース。

今回は、2回目と言うこともあり、
大久保間歩をボランティアの方に案内してもらう2時間コースに参加。

近くまで車で行って、入り口まで山道を登る。
入り口前で、かっぱとライト付きのヘルメットと雨靴を装着。

この奥はエレベーターに乗って行く。
狭く深い所に、足場を作って
掘る箇所や水抜きの穴などが見れる。

インディージョーンズの映画に出そうな雰囲気のところも多い。
アドベンチャー気分を味わえる。

郷土愛、愛国心の塊のようなボランティアの方の説明のおかげで、当時の技術の高さや歴史や自然や生活など、感動が深くなった。
知識があってみるのと、何も知らないでみるのとでは大違いだと思った。想像が広がり、より忘れられないものになった。

昔の人の、生きるために必死で働く姿を想像してしまう。(坑夫の平均寿命が10年から20年短かったそうです。)
家族のため、生活のため、日本の発展のため…。

黒部ダムを作った人たちの「プロジェクトX」を見た時と同じような感動。

黒部ダムを作った責任者の人が、
「あの時代だからできた。みんなが日本の復興のために必死だった。」
その方が亡くなった人たちの名前の前で、手を合わせる姿も忘れられない。

今の私たちは、何が残せるのかと思う。
平和ボケしている?
今は今で、生きる事は大変だけど、
時代のせいで種類が違う?


その後、五百羅漢寺にお参り。
銀山で働いて亡くなられた方を供養するお寺だ。

2つの祠の中に、お地蔵様五百体おられるが
撮影禁止。1つとして同じお地蔵様はない。
亡くなられた方も皆、
個性を持った方々なのですから。
この端は、当時のままということなので
戦国時代後期から江戸時代前期のままと言うことでしょうか?
右側のお寺が本堂。
中には仏様の胎内をくぐって
縁を切ると言う道がある。
(もちろん、くぐりました。)


その後、大森地区を散策。

熊谷家(商家)
帳簿の紙は、やっぱり出雲和紙でしょうね。
出雲和紙は火事になったときに、
燃えないように井戸につけても
後で乾かせば字が読めるのだそうです。
ボランティアさんに教えてもらいました。


立派な中庭


大森地区には猫がいます。

この写真は、銀山ホームページから引用。
私は3匹歩いているときに出会いました。

岩合さんも、この地区で猫の写真を撮ったそうです。
(岩合さんの「世界、猫歩き」面白いですよね!)


その後、
温泉津(ゆのつ)温泉に向かいました。

石見銀山、面白くないと言う人もいるけど、歴史的背景知ると、ぐっと面白くなります。(見た目の派手さがない。)

私は1回目よりも、ボランティアさんのおかげで、大好きになりました。

軍艦島のような価値があります。

地味だけど、オススメです。
難は、行くまでの交通手段が…。


いつもより長い文章、
お付き合いありがとうございました。

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