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矛盾だらけな鬼太郎6期エピソード火車

 以前記事で火車のエピソードでいろいろ辻褄が合わないことがあった。その矛盾点を一つずつ指摘する。

  1. 冒頭の解説シーンで火車が葬列から死体を盗む場面だが、その場面の時代設定が不明。火葬なのか土葬なのか?参列者の服装を観る限り、江戸時代じゃないのが分かるが大正なのか昭和なのか分からない。

  2. 妖怪が見える見えない、信じる信じないの基準や境界が曖昧過ぎる。まなのように妖怪と関わりある人間は見えるが年金不正受給者のように妖怪とは無関係な人間がなぜ火車を見れたのか?

  3. その年金不正受給者を取り逃すほど日本の警察は甘いのか?

  4. 鬼太郎の身体を乗っ取った火車が白昼堂々とそのまま葬式から死体を奪った時大勢の目撃者がいた。妖怪信じる信じない関係なく全員目撃した。棺桶を担いだまま逃げ出したから、警察に捕まえられてもおかしくないのになぜか逮捕されてなかった。もとの体に戻っても鬼太郎たちは警察に逮捕され事情聴取されてもおかしくないのになぜそんな描写がないのか?

  5. 納得できないのが、ねずみ男は火車とグルになってトラックで街中乗り回して、不正に違法的に死体回収したのになぜ警察に逮捕されないのか?トラックなど物的証拠もあるのに。

  6. 火車の体力だってない割にはまなに見つけられた際に死体を捨てて素早く逃げられたのはなぜなのか?目玉親父の逆モチ殺しによって鬼太郎たちの魂や火車の魂を元の身体に戻ったが、その後なぜか火車は素早く町に逃げれたのか?それ以前になぜ鬼太郎は火車を逃がしたのか?本当に火車は体力ないのか怪しい。

  7. 最後鬼太郎たちが他人事ようにいう場面が不愉快にみえた。実に無責任過ぎる。

  8. そんな態度で最後「人間と妖怪の共存のために戦った」というダブルスタンダード発言にどの面下げ言ってるんだと思った。それ以前に自己中発言を他人に押しつけ傷つけたたくせに何様のつもりなんだ。最後まで鬼太郎たちがおこした事件やバトルのために大勢の犠牲者や被害者のことを無視したか忘れたかのような態度には余計胸糞悪くなった。鬼太郎じゃなくて嘘つ鬼太郎である。

  9. 監視カメラや科学捜査が発展した現在なぜ火車の存在が確認できないのか不明。体力ない火車ならカメラで撮られるし、目撃者が多数いるじぁないかぁ。

  10. 6期火車は餅は好きじゃないと言う割には切り餅を焼いているのはなぜ?その切り餅は購入したのか窃盗したのか不明。餅が嫌いな割に目玉親父をなぜ餅つきしたのか?なぜ餅つきに必要な道具があったのか?

  11. 火車の死体強奪事件が解決されることなく、現在まで続いてるならなぜ陰陽師などの専門家を呼ばなかったのか?なぜ封印や対策をしなかったのか?

  12. 犬山まなは鬼太郎の体に火車の魂が乗ってることを見破ったのにただ殴るだけで逃がしてしまった。その後フェードアウトした。なぜお札を貼るなどの封印をしなかったのか。魔物を封印する術を学んでなかったなら何の役に立たない。

  13.  後日談だが雪女のゆきを惚れた人間がいたこと、人間と妖怪の出会い系アプリや妖怪とのシェアハウスなどが登場したため妖怪信じる信じないの設定に矛盾や中途半端ができてしまった。


引用:「ダークサイドミステリー」本来の火車



「妖怪画談」より引用

最後は水木しげる先生作の火車を載せて終わらせる。

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