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Photo by
chibimayu
おにぎりを召し上がりたい
最近、街中を散歩していると「おにぎり専門店」のお店がちらほら見受けられる。
「数年前は全く見たことがないし、存在すら知らなかった」自分が恥ずかしくなるくらい全国展開されている。開店から行列ができるお店もあるらしい。そのくらいおにぎりブームが来ているらしい。
専門店と名乗るくらいだからどれほど食欲がそそられるおにぎりを販売しているのかとても興味を持った。
しかし易々とブームに乗るのも悔しいので色々と調べてから買うかどうかを決めようと思う。
これを読んだ人も「おにぎり専門店」に興味を持っていただけると私もうれしい(何故)
(因みに興味を持ってしまった時点でおにぎり専門店の勝ちである)
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調べて分かったが「おにぎり専門店」のおにぎりはこうして頂に具を乗せている手法が多く見受けられた。
いつもコンビニのおにぎりで満足してしまっている私からしたら、頂に具が乗っているだけで華やかさが桁違いだ。
白と黒で構成されているおにぎりに彩りが加わることによる幸福感。
一口目からそんなに満足させて大丈夫なのか逆に心配になる。
だがその華やかさが成り立つのは一口も食べてない、頂に具が乗っているという完璧なフォルムだからこそだと思うのだ。
もし一口でも齧ってしまえばその完璧なフォルムは失われ、特別感はなくなってしまう。
その頂に具が乗っているからこその華やかさを一口で枯らしてしまう、言わば極端な悲しみが沸き起こってくるのではないだろうか。
いや待てよ、、、
私はとんでもない思い違いをしているのではないだろうか。
コンビニのおにぎりでいつも感じていた、「最初の一口目、具に届かない」という行き場のない感情に終止符を打つ策が「頂に具を乗せる」ことだとしたら、、、
私は明日、開店前に「おにぎり専門店」に行くことを誓った。