幸せの匂い
「自分の一番好きな匂いって何だろう」ってふと思った。
好きな食べ物や料理の匂いも季節から感じられる匂いも幸せな気持ちになれる。
でもどれも一番好きって言える程のポテンシャルではないと心の何処かで感じていた。
だが、それが見つかったのだ。
ある日の晴天、散歩中に出会った。
少し甘くて、とてもふんわりしていて雲の様な匂いと。
それは「コインランドリー」の匂いだった。
いつも街を歩けば見かけるような些細な場所で見つかって驚いた。
見落としてるだけで「自分の一番」は、何気なく
身近にあるのかもしれないと思った。