ボリーム満点
今回は2020.6.30〜2020.7.2の写真です。
在宅勤務が多くなり、私は「昼食を家で食べるから散歩の時間がない」問題に直面していた。
一度家に帰ると外出が億劫になる性分なので、これまでは夜に散歩という選択肢はなかったのだけれど、出かけない以上帰ってきてすらいないのだから、夜に散歩もいいかもしれないと、とにかく歩き出してみた。
この時間帯でとにかく良いのは、涼しいことだ。
毎年思うけれど、やっぱり「夏は夜」だなあ。あの人良いこと言うわ。
夜に団地や住宅街へカメラを向けるのは一層怪しいけれど、とにかくささっと、やましいことのないように撮り歩く。
この影、ただ階段が下から照らされて模様が浮かび上がっているだけなんだけれど、妙に惹きつけられる。
日本の古アパートだってサイバーパンクになれる。
照らされて浮かび上がっている。
途中大通りに出て、千川駅まで歩いた。
この副都心線に沿った通りは何という名前なんだろうか。
夜散歩が好感触だったので、雨が降らない日を待って再び散歩した。
たぶんだけど、飲み屋のスタンド看板を作る時って、かなり店のイメージを固めてからでないと発注できないよな。紫地に白の筆文字って、もしかすると内装以上に店の色を決めてしまうのでは。
一日を終えようという人々が行き交う。
この日は家を出るのが早すぎたのか、人が多くてあまりたくさんは撮れなかった。人が多いとたくさん撮れない理由は漠然としているけれど、夜の散歩にはたくさんの人は合わないのかな。
夏の、日の入り直後くらいの青みがかった雰囲気がすごく好きなので、うまく撮れるようになりたい。
この日は練馬駅で折り返した。練馬駅のすぐ近くよりもその手前の方に良い感じの商店街があって驚いた。練馬駅の周辺はインフラが集中している印象があって、生活感を求めるならそのさらに周辺がポイントのようだ。
通勤がないと、本当に時間がうまく使えて助かる。
雨はほどほどにして晴れるか曇るかしてくれないかな。