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今年の抱負


悪夢のような2020年が終わり、2021年の幕開けとなった。

3月のロックダウン以降、マジック会社を運営する夫と私は失業した。正直なところ、学校はオッケーで少人数で距離も取れるタイプのマジックショーが認められないと言うのは今でも腑に落ちないが理屈ではない。政治家は自分の収入がなくなるわけではないので、「必要」だと認められない職業は閉鎖である。

うちには高額な私立の大学と高校に通う子供たちがいるが、その学費は払い続けなくてはならない。学費援助の対象にはならないのだ。そんな中、金の切れ目は縁の切れ目なのかな、と思うほど、友人からの誘いもなくなった。趣味のマラソンやレースも全てキャンセル。それどころか体に不調が出始めて、今では肩の痛み、坐骨神経痛、膝痛、で普段の生活の中でも痛みの中で生きている。

日本の家族にも会いに帰れない。そんな中、ゴールデンレトリバーとプードルミックスのココを飼うことになった。ココにはかなり助けられている。ただ、毎日ココを抱っこして階段を上り下りするのがかなり痛い。

と言うわけで、2021年の幕開けはスッキリしたものではなかった。しかし、ワクチンも出来て、希望はある。まだまだ一般に普及したり、政府の規制が緩和されるのは先かもしれないが、春、夏と暖かくなるにしたがって、仕事も再開出来て、体の痛みも緩和されていくと、希望を持っている。

とはいえ、私には感謝すべきことがたくさんある。まずコロナ渦中と言うのに、家族みんな風邪一つひかぬ元気さだ。日本の両親も兄弟も元気でやっているようだ。これだけでも大きいのではないだろうか?父はステージ4の大腸癌の手術を終えた後、ステージ4じゃなかった、という診断に変わり、今はすっかり元気そうである。これは奇跡的と言ってもいいのではないだろうか?

もう一つ、コロナ渦のお陰で長年飼いたいと思っていた、犬を飼うことになったこと。しかも気になっていた小型ゴールデンドゥードルである。ブリーダーを見つけて電話した時、奇跡的に6匹いるうちの5番目に食い込むことができた。ブリーダーが後で言ってたのだがあと5分遅かったら無理だったそうだ。それから次々と問い合わせが来たのだそうだ。その上、一番欲しいと思ってた第一希望の子が選ぶ順序が5番目だったのに、奇跡的に残っていて、そして来てくれた。こんな幸運なことはない。

犬を飼うと人に話しかけられることが多くなり孤独ではなくなる。ココは誰にでもフレンドリーな犬なので、みんなが喜んでくれて私も嬉しくなる。日本人ラン友とは一緒に走る機会が減って、寂しく思っていたところ、アメリカ人のランニングチームの知り合いが何度か声をかけてくれるようになって一緒に走った。痛みを抱えての走りでもやっぱり楽しいことに変わりはない。

相変わらず欠点だらけの私だが、そんな私に付き合ってくれる家族や友人がいることがありがたい。

新年の抱負は、体調を戻し、また楽しく走れる身体に戻したい。毎日少しずつでもストレッチやリハビリ運動を続けること、体に負担のない食事にすること。今年は良い年にできるように、日々を大事に生きて行きたい。

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