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【続いてる写経 1625日め】四国八十八ヶ所お遍路:その2  第80番〜第70番

逆打ちお遍路2日め。
6時起きで写経。たまたま朝日が昇るのをみた。今日は7時半出発。

高松に陽が昇る

今日なんと、初のお遍路の割に、お経をちゃんと読めていると認められ、ガイドさんが納経所へ行っている間の、代理の先達役に抜擢

日々の積み重ねのおかげでしょうか。光栄です。ありがとうございます。🙂

張り切って参りましょう。

第八十番 国分寺

ご本尊・十一面観世音菩薩

聖武天皇の勅願寺。元祖国分寺の一つ。
創建当時から残る梵鐘は、1回100円。せっかくなので突いてみる。
反動があるので、1回だけゴーンと鳴らすのはむずかしい。


この歴史あるお寺でご先達役をやれるとは、感無量。
一方歴史古いだけに、全般的に設備の古さ際立つ。

トイレも汲み取り、整備代金寄付してきた。

第八十番 国分寺

第七十九番 天皇寺

ご本尊・十一面観世音菩薩

こちらも行基菩薩開基、弘法大師再興と歴史的にはストーリーの多い場所。
流刑となった崇徳天皇の御魂を鎮めるためにたてられた。
霊泉が有名だそう。
境内は早朝のためか非常に静か。
札所としては、非常にコンパクトなご境内。

第七十九番 天皇寺

第七十八番 郷照寺

ご本尊・阿弥陀如来

誰もが習う”踊り念仏・時宗”開祖一遍上人ゆかりのお寺
千枚通しの元祖、千枚重ねても先が見えるほどの薄さらしい。
が、ここのものは少し厚めだそう。

効能はあらたかなようで、同行メンバーの方が実際お産の時に飲んで、軽く済んだとか。
高野山のは持ってるけど試したことないなぁ。今度頼ってみよう。

なお、"厄除うたづ大師"として厄除が有名なのだそう。
関東でいえば川崎大師とかの位置付けかな。

第七十八番 郷照寺

第七十七番 道隆寺

ご本尊・薬師如来
眼病治しのお薬師様
幼い頃に眼が悪く、眼病祈願のためこちらのお薬師様に通った京極左様造高甫公がその甲斐あって眼が治り、そののち眼のお医者様になったという。

その方が潜徳院殿堂に祀られており、自分の年の数だけ「め」を書き納めるご祈願お札がある。

眼病平癒祈願を一年供養してくれるそう。
1体1000円。

レッツトライ。

第七十七番 道隆寺

第七十六番 金倉寺

ご本尊・薬師瑠璃光如来
ここは天台宗で、お寺の開祖である智証大師(空海さんの甥)が押されてる。弘法大師を押しのけ、扁額では真ん中にお名前が。
大師堂は”弘法大師”のみにはあらず。
入山大師像も、智証大師の像。

”金”とつくと、それだけで拝みたくなるのが大衆心理。
それに応えるかごとく、お寺側もキラキラ並べる。ニーズ対応大事。
こちらにも田村神社様と同じ金箔大黒様がいらっしゃった。笑

金の草鞋型お札も、効きそうだよね。

第七十六番 金倉寺

第七十五番 善通寺

ご本尊・薬師如来
四国霊場総本山、空海さんのご誕生の場所。
大きいし、存在感も半端ない。

昨年、高松に『空海展』を観に来た時ここを訪れた。
三大霊場をまわるスタンプラリー景品のお手拭いを再びゲット。

興奮のあまり、善通寺では上下逆に押していたようです

あの時はまさか八十八ケ所お遍路しようなどと、夢にも思ってなかった
そんな自分が、約1年半後、先達代理で大師堂で般若心経を読み上げている。

感無量。

人生、どう転がるかわからんもんですなあ

第七十五番 善通寺

第七十四番 甲山寺

ご本尊・薬師如来

満濃池の堤防工事祈願の伝説のお寺
空海さんが満濃池工事のご祈祷を毘沙門天堂でされたとのこと。

映画『空海』では満濃池のすぐそばに祭壇がつくられていたけど、あっちはイメージのためだったのかな。

こっちが伝説なのか。
毘沙門天も空海さんが彫ったものとのこと。
(どんだけいろんなところで、仏像製作しているんだ…)

第七十四番 甲山寺

第七十三番 出釈迦寺

ご本尊・釈迦如来
空海さんが7歳の時に飛び降りた伝説の我拝師山が後ろに見える。
山の上、お堂がある場所”捨身ヶ嶽”(すてみがたけ)が現場。
境内には遥拝所あり。

身を投げた空海さんを救ったのがお釈迦様。
それで出釈迦寺お釈迦さま、出た!! なるほど。
お釈迦様がご本尊はレア系。

上等ご聖地ネタがある割に、境内は看板ゴテゴテ

ちなみに病気平癒ご祈祷済みTシャツが300円で売られていた。激安。
心動くが病気でもないので、やめておく。

第七十三番 出釈迦寺

第七十二番 曼荼羅寺

ご本尊・大日如来

八十八ケ所霊場では大日如来がご本尊も少なめ。
こちらは空海さんのお父さん方佐伯家ゆかりのお寺
お母様の玉依御前菩提寺。
唐から持ち帰った曼荼羅を納めたことが名前の由来そう。今もあるのか❓

昔境内にあった立派な笠松が、平成の時代に病気で枯れてしまい、その松を使って彫られたのが”笠松大師”

枯れ木に新たな役割と生命を与える
後年讃えられるであろう行為。

第七十一番 弥谷寺

ご本尊・千手観音菩薩
死者の霊が帰る山。日本三大霊山の一つ。
本堂は長い階段を登る。
道は一歩通行、この世に帰るため。

岩に彫られた阿弥陀如来、洞窟の中の仏様など少し近寄りがたい雰囲気。
大師堂奥の洞窟、獅子之岩屋は、数々の修行者が訪れた場所。

山全体が異空間。
違う世界に入って戻ってきた気分になった。

第七十一番 弥谷寺
第七十一番 弥谷寺 獅子の岩屋

第七十番 本山寺

ご本尊・馬頭観音菩薩

四国霊場唯一の馬頭観音菩薩様。それにちなんだ馬の像あり。
本堂が国宝。鎌倉時代のもの。
現在特別ご開帳されるご本尊も、”前立ち観音”である。
真のご本尊は、建物の柱に彫られているらしい、だから国宝なのか。
誰も現在その姿を目にした人はいないとか。絶対秘仏?

第七十番 本山寺

16時過ぎ、無事に丸亀のホテル到着。

同行メンバーと、夕飯時に会話したところ、

本来なら四国霊場ハイライトのお寺、善通寺さんなど先に巡ってしまうというのは変。

順打ち経験している人からすると、そうらしい。

丸亀からみた瀬戸内海の夕べ
きれいな夕陽でした


中秋の名月は、、見損ねた。


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