
【続いてる写経 827日め】〜最初で最後の給食試食会
3年生が修学旅行中に行われた、中学校の給食試食会に参加してきました。
これまで小学校では日程合わずに参加できなかった試食会。
中学に入ってからは、親がリモートワーク中心になったのに、試食会そのものが1、2年時は中止。中学3年目にしてやっと試食会に参加することができました。
なので、最初で最後の給食試食会だったので感無量で
今の中学校、小学校もそうかと思われますが、班で机を向かい合わせて食べずに、授業中と同じく黒板に机を向けたまま、「黙食」が基本なんですね。
お昼の放送委員会の放送を聞きながら、ちょろっと横の人と言葉を交わす程度らしいです。とても寂しい状況ですね。
今回のメニューは、夏野菜のカレー、ちりめんじゃこサラダ、フルーツヨーグルト、牛乳でした。

お料理は美味しかったです。フルーツヨーグルトのフルーツは缶詰でしたけど、まあそれはそれで。
牛乳は、正直あんまり…。毎回なぜ牛乳?(しかもおいしくない)って思っちゃいますねえ…。食事に合わないし。お茶飲みたいと思ってしまいました。
栄養士の先生からどのように食育の取組みや、どのように給食が作られているかお話も伺いました。
まず現在の食料高騰のあおりを、給食も当然の如く受けていて、原材料が次々高騰しているとのこと。4月には玉ねぎ、6月にはお肉、7月にはお魚。特にトラウトサーモンは1kgあたり+800円。これは円安・戦争のダブルパンチですね…。そして食料油は1.6L入りのものが+1000円。ひゃー。
給食は1食335円くらいなんですが、これが400円台になる時代も近いかもしれません。
そんな中で、メニュー構成や調理法に四苦八苦されているそうです。例えば油の使用量を抑えるため、夏野菜のカレーでは野菜の素揚げが推奨されていたものを、油をかけてオーブンで焼く方式に切り替えて提供したのだそう。
また、具体的な食材の管理の話ででた、ちりめんじゃこサラダのちりめんの検品にびっくりです。納品後に小さなエビ(アミ)やカニのようなものまで「異物」とみなして、目視で手作業で除去してくれているのだそう。。その大変さ、考えただけで頭に血が上りそうです。
さらにカレーも手間がかかっていて、お肉のスープ抽出は煮込2時間。玉ねぎは20kgを大鍋で、茶色の「あめだま」になるよう約1時間炒めて作っているのだそう。カレー作りにここまで時間がかかっているなんて!!ちょっと感激でした。うちでもせいぜい10分くらいしか玉ねぎいためませんから…。
ここまで多くの時間と人手をかけて作られているとは。給食ってなんて有り難いのだろう。お弁当を作る作業を軽減してくれているだけでなく、相当に工夫してくださっていることを知ることができた試食会でした。
高校からは基本ないですものね、給食。ああ、ほんと、有り難い。
来年からはお弁当、作るのか…。