【続いてる写経 927日め】〜”釜山”といえばチョー・ヨンピル、否、BTSだった
相変わらず世事に疎いので、韓国でBTSの無料コンサートが開催されたニュースを1日遅れで知りました。
このコンサート、2030年の万国博覧会の釜山誘致活動の一環だったのですね。
チケットは抽選式で世界中から応募があり、約8万枚のチケットに222万人が殺到したらしいです。
チケットそのものは無料なれど、飛行機やホテルの値段が爆上がり。当選した妹の友人の話を又聞きしたところ、「ツアーは2泊3日で20万円」だったそう。渡航費用が高額だろうがファンなら、当たったら絶対行きますわな。
ワタシは韓流文化の波にはまったく乗り遅れてしまい、全然追ってはないのですが、この「誘致活動コンサート」という名目がとても気になりました。というわけで、YouTubeで配信されている映像をチェックしてみたのです。
流石に大ヒット曲は知ってましたが、メンバーの見分けもついていないので、メンバー表と対面しながら確認して見たりビギナーモードです。
うん、BTSは文句なしにカッコいい〜。キラキラしてる〜。
人気絶頂スターのもつオーラですね。
皆さんが夢中になる気持ちがよ〜くわかりました。
ちなみにワタシはハイトーンボイスのジミンが好きです。声だけでなく姿もポーズも妖しくて美しい。あとリーダーのRMもいいなあ、頼もしい感じが。
そういった訳でBTSのパフォーマンスそのものは、とても楽しめたのですけど、これを国の誘致活動の一環として見ると、ちょっと複雑な気分になりますね。
彼らが国を背負っているのかあ…と。
BTSは、まさに誘致のためのキラーコンテンツなのです。
2030年万博開催場所の競争相手は、イタリア・ローマ、ウクライナ・オデッサ、サウジアラビア・リヤドの3ヶ所。
韓国はこのコンサートで一気にアピールした感じですよね。
韓国の国策である「クール・コリア」(現代文化振興策)はこういった時のためのものなんだなあと、思い知った次第。
これで誘致成功したら、この政策も万々歳ですよね。
さらにコンサートの後、最年長メンバーの軍隊入隊が発表となり、「BTSは若者のお手本」としての役割も担っている様子が伺えました。
韓流スターというのは、こうして多方面で重責を担うのだね…。
それでもアイドル予備軍は後を断たないってのもすごい。
わが国のアイドルは、歌下手でも、ダンス下手でも、なんとかなる。
国策も背負ってない。せいぜい行政のポスターに登場するくらい。
「アイドル」が担うものは、日本と韓国では全く異なると強く感じました。
なお余談ながら、万博開催に当初立候補していたロシア・モスクワは取り下げたそう。
その点ではウクライナ・オデッサは伏兵かもしれない。
ウクライナ復興のためと称して、投票される可能性は大いにあるかも。
2023年6月の投票時点には、今の状態が片付いているとか、そもそもそういうシナリオなのか…。