【続いてる写経 744日め】〜細かいところも要チェックだった
今回の奈良たび、ここまで神社には参拝していなかったので、フィニッシュは、奈良公園通過して、春日大社様へ。
奈良公園の奥にある春日大社様まで来ると、おせんべいをあげる人も少なく、鹿さんたちも少なめですね。
鹿島神宮様から春日大社さまへ、武甕槌神をお連れしたのが、鹿さんたちだと言われております。
その伝説でもって、奈良の鹿さんは神のお使い、そして「天然記念物」指定とされているのだから、神話の威力は今も健在なのですね。
今回は御本殿前まで参拝してみました。
伊勢神宮と同じく、式年で造替を行なっているので、本殿はぴかぴかしてます。
寄進された灯籠が飾られて、家紋入りもたくさん。
徳川五代将軍綱吉の母、桂昌院が寄進したものもあります。
綺麗に残っているのに驚きます。
現在は若宮の遷宮の最中でしたので、仮のお宮が本殿の横にありました。
その仮殿の中を参拝したところ、同行していたAちゃんが、
「あの模様!浄瑠璃寺にもあったやつ!」
と大発見。
祭壇の模様に「連珠・剣頭・巴」の3つが配されていたのです。
そうでした、浄瑠璃寺の阿弥陀堂の供物壇にも同じ模様があって、
そこの記述に、「春日大社にも同様の模様がある」というようなことが貼ってありました。
撮影禁止なので、双方の写真がなく比べられないのは残念ですが、
浄瑠璃寺は寄進したときにいただいたクリアファイルにあった!
見えにくいけど左下の方。。
調べてみると、連珠剣頭巴紋といい、魔除けの意味を持つそうです。
近いとは言え、御由緒はかなり異なるお寺と神社で同じ模様が飾られているのは興味深いことです。
この模様が流行った時期があったのかな〜。
それにしても、よくAちゃん覚えてたなあ、と感心しました。
こういった模様が好きで、よく比べてみてるんだそうです。
なるほど、仏像のお顔や手印ばかり見てるワタシとは、また違う場所に注目していたんだ〜。
いつもは単独でお参りすることが多いので、他の視点をもらえるのも楽しいです。
結構日も傾きかけていたけれど、若宮十五社めぐりもチャレンジ。
すると前回は全く気にも止めてなかったであろう九社目。
「明恵上人解脱上人春日明神遥拝所」とありました。
京都・高山寺中興の祖である、明恵上人が春日明神様へ遥拝した場所だったのです。
昨年は明恵上人を忍んで高山寺も訪れていたので、ここで明恵上人様が!
と、また萌モード。
こうやって訪れた場所が色々と繋がっていくのが面白いのですよね。
2日間たっぷり付き合ってくれたAちゃんに感謝。