【続いてる写経 526日め(王羲之集字版)】〜『阿・吽』最終巻、読んでしまった。。
空海と最澄の物語を独自のコミック世界に落とし込んだ、おかざき真里先生の『阿・吽』、ついに最終14巻が出ました。
12、13巻では二人のエピソードの本筋とは違う話が出てきたり、一体どうやって終わるのかなあ、と思っていたら、、なるほどでした。
最終巻では高野山成立の描写が詳しいのが印象的。
個人的には丹生都比売様(『阿・吽』のセクシー担当)がたくさん登場して嬉しい。
また、泰範(最澄の一番弟子でありながら、空海の弟子となった人物)のエピソードは、史実上も存在がうやむやとなった彼の晩年を間接的に”手厳しく”描いてました。
ラストも、おかざき先生らしい、ドラマティックで美しい終わりかたでした。
でも、ちょっと物足りないなあ。。というのは、もっとあれもこれも描ける内容はあるよね〜、と思うところあり、もっとこの美しい独自の絵の世界で、空海&最澄ワールドを堪能したかったなあ。。
例えば、嵯峨天皇が例の紺地金文字写経を書いて疫病治ったとかのエピソードはないんですよね。残念ながら。
まあ般若心経マニアとしては、この扉絵があれば十分萌えですが。↓
なんか書きたいことたくさんあるけど、ちょっとまとまらないし、もったいないからまた明日も考えよう。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?