【続いてる写経 973日め】〜胸椎の動きが”ヒデ”の視点をつくる
受講中のブリージングストレッチ一年講座、今年の最終回。
今年は院長先生方と一緒に伊勢神宮の正式参拝もでき、それ以来ぐっと仲間うちの交流も深まり、ますます講義を受けるのが楽しくなっていました。
講座内では、背骨の動きが重視されており、背骨一連を形成する頚椎、胸椎、腰椎をバラバラに分割して動かせるよう、実技を教わってきました。
骨を一対ずつ動かすことを意識し、背骨の折りたたんだり、伸ばしていくことを丁寧に繰り返すしていきます。
地味な動きですが、じっくりやると身体全体に効いてきます。
特に胸椎を動かすことが現代人は出来なくなっているそうです。
ただ、スポーツやダンスなどのパフォーマンスを上げるためには、この胸椎の動きがポイントとなると院長がおっしゃってまして、
「現在のスポーツ選手で胸椎をうまく使えているのは、野球の大谷翔平選手と、ボクシングの井上尚弥選手」
また、バスケのマイケル・ジョーダン選手もすごかったそうです。
なるほど、その視点を持つとスポーツ選手のパフォーマンスが違って見えてきますね。
なお、サッカーにおいては、「中田英寿選手の胸椎の位置が高かった」そうで、「あの位置から見ているから、視点が高くなって全体を見渡すことができた」ようです。
なるほど〜。
確かに、中田選手(通称ヒデ)の動きは独特でしたね。
上体をすっと起こして、首を動かしていた。ちょっと鳩っぽいというか、他の人とは明らかに違ってました。
試しにちょっと胸椎を開いて(いわゆる堂々と胸を張る感覚)、周りを見てみると、あら不思議!確かに世界が広がった感じがします。
胸を丸めた姿勢と比べてみると、まさに一目瞭然です。
人混みでこの視点で動いてみると、とても動きやすい。
全体が見えるので、人の動きに飲み込まれにくくなるし、風を切るように歩けるようになります。
スポーツをやっていなくても、日常生活においても、「どこから腕や足を動かすか」、骨の始点を意識すると動きが変わってきます。
「いくつになってからでも、身体は変えられる」のでございます。
さて、ヒデが活躍したのはもうだいぶ前のこと。
今のサッカー日本代表はどうかな?こんな選手いるかな?
そこまで余裕をもって眺めていられませんね。
ベスト8突破してほしい!!