【続いてる写経 816日め】〜ハイブリッド、ありがたや
6月末日、近所の鎮守社へ、夕方に夏越の大祓に出かける予定でした。
が、連日の酷暑と業務で疲労が溜まったのか、ちょっと立ちくらみが。
(平衡感覚がいまいちなのが文字にも現れている・・)
この状態で、神事を野外で受けるのは危険だなあと思い、行くのは断念。
スパッと諦められたのは、午前中にすでにオンライン配信で、群馬県・渋川八幡宮の夏越しの大祓を受けていたのもあります。
この渋川八幡宮の小野善一郎宮司の祝詞、ちょっと通常の宮司さんとは読み方が違ってびっくりしました。
学生時代は柔道やラグビーをやっていたそうで、男気スポーツマン風味の野太い声で、子音の発声が強い。
強風でブワーッと罪穢れを払っていくような、勢いがありました。
YouTubeで体験できます。
この動画の最後には、「祓って祓って祓って、天地一貫のいのち明らかにする努力を」と語られてます。
大祓詞の解説書の出版や、講演会も多数開催されている小野先生。
ご著作の『大祓詞の「こころ」』の中に、
「神道では、私たちは天地の御霊(いのち)を受けた存在。元々きれいな存在。それゆえに異心を払えば、その清々しい御霊(いのち)に戻ることがっできるというのが、大祓詞の根本にあるものです。」(p10)
と書かれていました。
ここでの異心は、嫉妬、不平不満、我欲など。これらを祓ったときに、美しい歓喜の世界が現れるというのです。
そして、「本当の学びとは他者に心理を危機に行くことでなく、異心を祓って本当の自分を明らかにすることです。」(同書・p40)
小野先生自身、ご病気されて初めてこの事実に気づいたそう。
それだけに、大祓詞を語る言葉に、重みを感じます。
正直、この競争の厳しい世の中、異心や邪心を祓うのは容易ではありません。せめて毎日の奏上は続けたいと思いました。
また、夏越しの大祓オンライン配信は、神田明神様でもやっていた模様です。
いつも頭下げているときに、宮司さんが何をやっているのか観たかったんですが、それが観れてしまった。。うふふ。
ハイブリッド開催、ありがたい!!
自分でやるのは大変だけどねん…。